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ハードウェアスタートアップ生態系の環境整備仮説シリーズ

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ハードウェアスタートアップ企業を増やしたい!そのために、ハードウェアスタートアップ企業が自然に創生され、自然に成長・発展を目指せる環境はどうあるべきかの仮説について述べているシリ…
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ハードウェアスタートアップ生態系の環境整備仮説シリーズ

ハードウェアスタートアップ生態系の環境整備仮説シリーズ

 皆さん、こんにちは! 創業伝の髙橋 規尊です。

 私が初めて社会人として就職したのは、産業用機械メーカーでした。営業部に配属されたものの、時には機械を組立・調整したり、画像処理設定を徹夜でしたりと、今振り返っても、人生でとても貴重な経験を得られました。

 現在は、創業者の皆様をサポートする仕事に就いておりますが、様々な業種の創業に立ち会う中、やはり製造業を志す方々には思い入れが強くなってしま

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ハードウェアスタートアップ生態系の環境整備仮説#1『全体像(前編)』

ハードウェアスタートアップ生態系の環境整備仮説#1『全体像(前編)』

 皆さん、こんにちは! 創業伝の髙橋 規尊です。

 本来であれば、なぜ1つ1つの仮説に行き着いたのかという経緯、背景、根拠等を述べて、最後に結論となる仮説を説明する流れがよくある構成かと思います。

 ですが、思わせぶりな内容で最後に今一感を与えるような、単なる時間泥棒になっては申し訳ないので、『ハードウェアスタートアップ生態系の環境整備仮説』シリーズ1回目は、そういう前段を飛ばして、現時点での

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ハードウェアスタートアップ生態系の環境整備仮説#2『全体像(後編)』

ハードウェアスタートアップ生態系の環境整備仮説#2『全体像(後編)』

 皆さん、こんにちは! 創業伝の髙橋 規尊です。

 さて、改めて仮説の全体像図を再掲しておきますが、後編ではポイント4以降について共有してまいります。

ポイント4:空き町工場の活用(空き町工場承継) 全体図の内、下図の濃色箇所の話です。

 町工場の皆様とプロトタイプ開発を進める中、案件や人材などの増加で活動規模が広がっていくと、
「ずっと間借りしているのも申し訳ない」
「もう少し広い作業スペ

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ハードウェアスタートアップ生態系の環境整備仮説#3『東京都大田区のポテンシャルと潜む危機』

ハードウェアスタートアップ生態系の環境整備仮説#3『東京都大田区のポテンシャルと潜む危機』

 皆さん、こんにちは! 創業伝の髙橋 規尊です。

 前回#2の記事で、東京都大田区は、次の特徴を有するとても希少な地域であり、その特徴を活かして、大田区内の街中でも実証実験が行われることが理想であると述べました。
◆先端技術と日本文化の融合による新産業創造・発信拠点『HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ)』の2020年開業エリアが9月18日に本格稼働予定
◆日本

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