最後に写真を撮った日
5月末に放送された有吉ゼミという番組から連絡をいただいた。撮影していた写真の使用許諾の件だった。
(聞いてはいたものの、お金をまるで出すそぶりをしないメディアの強気なスタンスにはもはや関心してしまった。)
渡辺正行さんが剣道をやっていると話をしている時の挿絵に、僕が媒体用に撮影した写真を使いたいとのことだった。
びっくりしたのは写真を撮影したのが4年ほど前だったということだ。
ということは、彼は自分が長期にわたって勤しんでいる剣道であっても、自分が剣道をしている時の写真を持っていないということだ。
まぁ、自分も趣味であるバスケをしているところの写真を自分が持っているかといえばまるでそんなことはないのだけど。
もしかしたら多くの人が日々の記録の写真など持っていないのではないか。
持っている人は、媒体の取材や大会や、イベントで撮影された時に自分が写っているものを自分の過去の記録として使っているのではなかろうか。
自分の日常を記録することを楽しいと思う人はどれくらいいるのだろうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?