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農的な暮らしをするために、今からできることは?


「農的な暮らしをしたい。」
「移住してみたい。」
けれど、今暮らしている環境とは程遠いからむずかしいなあ。

そう考えている方がいれば、一つのヒントとしてぜひこの記事を読んでほしいです。自然農に関心がある人もぜひ!

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こちらの記事は9/26に開催した、オンラインイベントの様子を簡潔にまとめたイベントレポートになります!原点回帰の旅という、イベントシリーズ。はじまり商店街とSoft. Guest house の共催でお送りさせていただきました。


◆ 概要

テーマ:農的な暮らしをはじめるための第一歩
構成 :前半ゲストトーク&後半ワークショップ
ゲスト:熊本自然農ハウス発起人 大川晋平さん


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大川晋平(おおかわしんぺい)
IT企業勤務後、入り直した大学院で「人間同士が生き生きとコミュニケートし助け合うとはどういうことか?」という研究を始めました。
その研究の一環でコミュニティ田んぼを運営する中、自然農に出会い感銘を受けました。
卒業後は自然農の技術・哲学と、それを広めるマーケティングを学べる場を作ろうと模索。海外でコミュニティ田んぼを運営したり、自然農/SEO/仮想通貨のワークショップ等を実施しながら世界を放浪しました。
現在は熊本で、みんなで自然農を実践しながら学べる場作りに取り組んでいます。


◆ 自然農ハウスとは?どうやって生計を立ててるの?

Q. まずは自然農ハウスプロジェクトってなんですか?
A. 「自然農を学びたい人が集い暮らす家」です。場所は湧水が綺麗な熊本県の菊池というところ。自分なりの関わり方でOKで、地域との繋がりや海外との繋がりも視野に入れています。空き家改修の費用捻出のため、現在クラウドファンディングにも挑戦中です!


Q. どんな経緯で始めたんですか?
A. 人間コミュニケーションについて学ぶために大学院に行きました。その後、コンサル先の社長さんに趣味の畑に連れてってもらううち、「これはコミュニケーション活性化にいいかも」と感じて自分でもコミュニティ田んぼのプロジェクトを始めたのがきっかけです。

Q. 自然農を始めたきっかけはなんだったんですか?
A. 自然農とは、農薬や肥料も使わずに"自然"に育てるというもの。コミュニティ田んぼをやっていた頃はみようみまねでやってるだけで、自然農という言葉も知りませんでした。ただ、コミュニケーションを改善する上で個々が自立するということが大事だと思っていたので、農薬や化学肥料、機械に依存せずなるたけ自分たちだけでやるようにしていました。それが楽しかったけど大変だった。これはちゃんと技術を学ばないと、と調べる中で自然農に出会いました。

福岡正信さんや川口由一さんの本も読んで感銘を受けました。自然農は無農薬・無施肥で作物を育てる技術だけではなく、”自然”とは何かという深い思想でもありました。何かを加えるのではなく積み重ねた余計なものを一つずつ引いていくことで、見失っていた自然な自分を取り戻すということでもあり、それはコミュニケーションの回復や活性化にも根本的な意味を持つものでした。

福岡正信自然農園

自然農法 わら一本の革命(福岡正信)

妙なる畑に立ちて
(川口由一 かわぐちよしかず)

自然農は、”自然”とは何か?を問う思想でもあるという部分が特に興味深いと感じました。そのほかにも、気になるお金まわりの話を聞きます。


Q. 現在もしくは今後どのように収益を得ていくのでしょうか?
A. まず大事なのが収益というよりも支出を減らすことかなと思っています。自然農ハウスで暮らせば、本当にわずかなお金で暮らせますし(実際に大川さんは東南アジアなどで月2万円ほどで暮らしていた経験も)、農作物を育てているので食べ物に困ることはありません。
不要な支出をなくすのは、自由になっていくということだと思います。実は必要ないことのために興味のないことで稼いだり、そのストレスで気晴らしの消費がさらに必要になったりしなくなるので。必要なものを見極めた上で、半農半Xのような生き方がいいと思います。僕(大川さん)の場合は、農業+シェアハウスが今後収益を得ていくところになりますが、これまではSEOや仮想通貨のワークショップをやったり、ブログの広告収入などがXの部分でした。「これは人を自由にするんじゃないか」と思ったものをその都度やっている感じですが、それと並行してやはり土に触れる生活をする。それがXも創造的にしてくれます。

半農半Xという生き方(塩見直紀)

自然に触れることで、インスピレーションが湧くこともあるので「半農半X」のXの部分で創作などできると良さそうだなと感じました。



農的暮らしをするために、今からできることは?

後半はワークショップとして、
「農的暮らしをするために、今から少しずつできそうなことは?」 を考える時間。いきなり考えるのはハードルが高いので、その問いに対して考える上で気になることを大川さんに質問形式で参加者の方々が聞いていきます。(下記にあるものは一例)

Q. どうやって、畑など貸してくれる人と出会えるか?
A. 自然農シェアハウスの物件は、サイハテ村エコビレッジというところで出会った方に繋いでもらった園田さんという方がお持ちの物件でした。世界を放浪する中でコミュニティ田んぼや情報発信など、いくつか長期のプロジェクトもやらせてもらいました。そうした場にも「こういうことをやりたい」と発信し続けることで繋がりました。ネットもリアルも駆使して人と繋がり、こういう人や場所を探していると伝え続けるのは大事だと思います。

地域のゲストハウスなどは、特に地域の人たちと接点をつくるのには良さそうですね。

その後、グループで各々の意見をシェアすることを通して交流!それぞれの農的暮らしの始め方について話が膨らみ、最終的には狩猟の話なども。笑



イベントレポまとめ

今回のイベントは、農的暮らしの始め方を考えるという目的のもと開催していますが、もう一つ実際に大川さんの自然農ハウスに行ってほしいという想いがありました。まず何か始めるんだったら直接現地の人に会いに行ったり肌で感じてもらうのが一番いいと思うので。参加してくださった方の1人は、地元がかなり近いそうで実際に行きますという話にもなったのが嬉しかったですね。

ぜひ、興味を持ってくれた方はオープン後遊びに行ってみてください!自然農ハウスは、クラウドファンディングを開催中!(2021年9月中)

ぜひチェックして、いいなと思ったらシェアいただけるといいなと思っています。(Soft. Guest house の大塚はお米のリターンを入れさせていただきました!)

ここまで読んでくださってありがとうございました!

ぜひ、他のオンラインイベントなどもご参加いただけると嬉しいです。ではまたイベントなどでお会いしましょう!


イベント情報はTwitterから!
👉 Soft. Guest house
👉 はじまり商店街


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