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【東京カメラ部10選u-22 2023】受賞・写真展示・トークショー登壇を経験して……【備忘録・感想・学んだこと】


東京カメラ部10選u-22について

お久しぶりです。彩です。
noteでご報告していなかったので、今します。(笑)
この度、【東京カメラ部10選u-22 2023】を受賞させていただきました。
(この度、とか言って受賞させていただいたのは2023年12月なので、もう半年も前なのですが……)

「東京カメラ部10選u-22」とはなんぞや。って方もいらっしゃると思います。
こちらは、ニコンイメージングジャパン様(Nikon)と東京カメラ部様がコラボして行っている若手のフォトコンテストなのですが、私が説明するよりもわかりやすいと思うので、ここでChatGPT先生に説明してもらいます(笑)
(引用表記としていますが、誤解のなきよう少しだけ書き換えています)

「東京カメラ部10選U-22」とは、東京カメラ部が主催する若手フォトグラファーのコンテストです。
東京カメラ部は、日本最大級の写真コミュニティであり、インスタグラムやフェイスブックを通じて多くのフォトグラファーの作品を紹介しています。

「10選U-22」は、その中でも22歳以下もしくは20代の学生の若手フォトグラファーを対象としたフォトコンテストで、優れた作品を選出し、広く紹介することを目的としています。このコンテストは、新進気鋭の若手フォトグラファーにとって自分の作品をアピールする絶好の機会となっています。

選考では、応募された作品の中から優れた10作品を選定、選出されたフォトグラファーには、さまざまな特典や表彰が行われます。

ChatGPT

ざっとこんな感じの説明です。
Instagramを通じて気軽に応募できるところも特徴かなと思います。
また、実際に参加してみて、「若手の写真愛好家が目指す賞の1つ」なんだな~と感じました。「22歳以下もしくは20代の学生」というタイムリミットが存在するので、そこに当てはまるうちに、自分の才能を、原石を見つけてくれ!!!という熱意を感じました。

フォトコンテストの募集ページにも、以下のように記載があります。

“次世代を担う若者(学生)が撮影する作品“をテーマに、オールジャンルで募集いたします。
あなたがこれまで撮影してきた、新しく撮影した渾身の作品をぜひ応募ください。
若者ならではの新たな視点を期待しています。

東京カメラ部10選U-22フォトコンテスト2023


そして、そろそろ本題に行きます(笑)

東京カメラ部10選u-22 2023を受賞した賞品として、
ニコンイメージングジャパン様のミラーレスカメラ 「Z シリーズ」のモニターをさせていただき、撮影した写真をニコンプラザ東京・大阪の写真展会場「THE GALLERY」にて作品展示をさせていただきました。

それからなんと、ニコンプラザ東京にてトークイベントにも登壇させていただきました!
本当に貴重な経験ばかりで感無量です……。

このnoteでは、これら「受賞」・「写真展示」・「トークショー登壇」についての振り返りというか備忘録を書いていこう!という話。
長文癖があるのでもうすでに前置きが長い。。。


受賞について

まず、今回受賞した作品はこちら。

このコップが溢れる前に ちゃんと私の心を捕まえておいてよ って、
潤んだ君の瞳には世界の何が見えてるの
僕はきっと一度死んで生まれ変わってもわかりやしないよ
だって君は世界の中心に産み落とされた人
僕は世界の片隅に落っこちてた人なんだから

高く手を掲げる彼女は、何を想い、何が見えているのか。
彼女の心に想いを馳せながら、撮影した写真です。
多重露光で水面ときらきらを重ねることで、溢れるような想いを表現しています。

自分で言うのもあれですが、きっと今回の受賞者の中では異色な方だと思います。どのあたりを評価してもらえたかはわかりませんが、写真の中に「儚さ」と「強さ」が共存しているのが伝わっていたら嬉しいな、と思います。

さて、8344作品の応募の中で10選に選んでいただけたということで、非常に光栄で、信じられない気持ちでいっぱいでした。
そして、Zシリーズをお借りして撮影ができることへのわくわく感と、展示への不安でも胸がいっぱいに(笑)

写真展示について

ニコンプラザ東京・大阪の写真展会場「THE GALLERY」にて企画展「次世代が切り取った世界2024」に参加させていただきました。
東京では2024年4月16日~29日、大阪では2024年5月10日~22日に行われました。

THE GALLERY 企画展 「次世代が切り取った世界2024」

A1サイズでの展示で大迫力。自分が撮ったはずの写真が、もはや自分の写真ではないような感覚に陥りました。
こんな風に展示してもらえるのが、光栄で仕方がない、と感動しました。

今回私は、ニコンのミラーレスカメラ「Z7Ⅱ」、「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」をお借りして撮影したのですが、このモニターを通して、機材の性能の良さに震えました。やっぱり高額なだけあるなって(笑)
私自身機材にはあまり詳しくなく、フィーリング・自分の感性を重視する撮影スタイルのため、今回高性能なカメラを使いこなせるのかとても不安でした。(そもそもAPS-C機のみを使用していたため、フルサイズ機すら初めて使いました。)

結果、使いこなせたかどうかは別としても、圧倒的な描写力のおかげで光をより捉えやすくなったり、高速のオートフォーカス(AF)で逃したくない瞬間を写真に納めることができました。

Z7Ⅱ、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S 使用

こちらは、実際に展示した作品です。
上が被写体さんにウエディングヴェールをなびかせてもらって、撮った写真。
下が、滋賀県琵琶湖のほとりで夕陽が沈んでいく頃の写真。

私は朝や昼の光が好きで、昼間の明るい時間に撮影するのを得意としていたのですが、Z7Ⅱでは不思議と夕方や夜が撮りたくなり、より魅力的に映る気がしていました。この2作品も、夕陽の光がとにかく綺麗で、自分自身心奪われた瞬間でした。

トークショー登壇について

当初はモニターと作品展示のみとお聞きしていたのですが、「トークイベントをやるから登壇してくれませんか?」というお話をいただきました。(歓喜)
私は人前で話すのは苦手なので、「私で務まるのかな?」と不安でしたが、こんなチャンスを逃すほど馬鹿ではない!!!と思い、引き受けることにしました(笑)

事前に打ち合わせやアンケートなどもろもろ行い……いざ本番。
始まる前は緊張で死にそうでした。(笑)
が、とても楽しくお話することができました!!!!!
感想は、ほんとに楽しかった!!!に尽きる!!(笑)

この画面何気にうれしすぎたな、感動……
真ん中が私です。

司会をしてくださった石田卓士さん、一緒に登壇してくださったtomosakiさんひろさん、みんな優しすぎて感謝感激でした。。。

本当に楽しく話せました。
話した内容はこんな感じ。

  • 自己紹介

  • 写真をはじめたきっかけ

  • 写真を発表することとは

  • U-22に参加した経緯、参加して良かったと思うこと、選ばれて変わったこと

トークの内容はざっくりと書きますね。

自己紹介

Instagramをメインに活動していて、青色とかきらきらとか淡くて儚い世界観が好きで、ポートレートや小物撮影、風景から植物までいろんなジャンルで撮影を行っている。

写真を始めたきっかけ

私が写真を始めたきっかけは、中学生の時に自分の誕生日に見た月が綺麗で、「この月を綺麗に写真に残せたらな」と思ったこと。
ハマっていったきっかけは、高校で友人との青春写真を撮影していたこと。

綺麗な光とか透明感溢れる写真とか、自分にとって理想的な写真が撮れたときが楽しい。

写真を発表することとは

データで見るよりも、印刷することで、もっと自分の写真を好きになれるし、見てくれた人も、もっと自分の写真を好きになってもらえることを改めて実感できた。
撮影時にも、展示するときのことを想像しながら撮れるのが楽しかった。

展示作品①
展示作品②

U-22に参加した経緯、参加して良かったと思うこと、選ばれて変わったこと

たまたまInstagramでフォトコンテスト開催のお知らせが目に留まったことがきっかけ。まさか自分が選ばれるなんて思っていなかったので、実は応募したことすら忘れていて、連絡がきたときなんのことかと驚いたこと。(笑)

たくさんの方に自分の写真を見てもらう機会を貰えて、自分の写真の価値について再認識することができた。人前で話すイベントに登壇させていただいたことも、少し前の私に言っても信じてもらえないと思うこと。


感想・これからの展望

こうしたU-22の経験から、私の中で何かが大きく変わりました。
そのすべてを言語化することは今の私にはできません。
けれど、「自分の写真への見方・考え方」「周囲への対応の仕方」が変わったことは間違いありません。

まず、「自分の写真には価値がある」と気づくことができました。価値がないと思っていたわけではありませんが、これまで私は家族や友人、SNSのフォロワーなど、自分に近い存在、比較的自分の味方であるような存在からの評価を受けることが多かったため、その評価の正当性を受け入れることができていませんでした。

「受賞するはずがない」と思っていたのも、私の作風は誰かに評価してもらえるほどのものではない、とどこかで思っていたからだと思います。
けれど、今回の受賞や作品展示を通して、客観的に私の作品を見てくれる存在に出会い、認めてもらえることをこの目で見て、自信に繋がりました。
この経験はこの先どんな道を歩んでも、きっと私は忘れてはいけないことだろうと直感的にも思いました。

次に、「周囲への対応の仕方」とはなんぞや。というお話なのですが、これはさきほどの話にも繋がりますが、自分に自信を持てたことが関係します。気づいたことは、「自分には味方になってくれる人はいくらでもいる」ということ。

私が誠心誠意の対応をしていれば、味方になってくれる・力を貸してくれる人はたくさんいるということ。
私は、人見知りで、保守的で、自分から前へ前へ出るタイプではなく、目の前に石橋があったら叩いて叩いて叩いて、やっと渡るか決めるタイプです。
そのせいで失ってきたものがたくさんあったと思います。
(これが一概に悪いことだとは思いませんが)

今回のU-22の経験を通して、たくさんの人のお力を借りて得られたものに気づいて、「たまには目の前のものに飛び込んでみてもいいんじゃないか」「目の前に見えていなくても、私が動けば道は開くのではないか」と感じました。

とはいえ、簡単に性格を変えることはできませんが、
「私は○○がしたいから協力していただけませんか」と、一声かける勇気をもらえました。

そうやって、私自身も少しずつ成長しながら、活動の幅を広げていけたらいいなと思うし、私の活動を通して、みんなが写真を楽しめる世界を、いろんな人たちと作っていきたいなと思いました。

てなわけで、ゆるゆる頑張ります。
私の理想に辿り着くまで。

2024年6月7日 彩

これもモニター機材で撮影した写真
Z7Ⅱ、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S 使用
夜空のグラデーション半端ない。尊い。

最後に、
素敵な賞をくださり、素敵な経験を共に作りあげてくださった
東京カメラ部のみなさま、
株式会社ニコンイメージングジャパンのみなさま をはじめ、
トークショーにともに登壇してくださった石田卓士さん、tomosakiさん、ひろさん、
共にU-22を受賞した&歴代U-22のみなさま、
大阪のトークショーでお話させていただいた別所隆弘さん、

本当にありがとうございました。
このご縁を忘れません。
またどこかでお会いできるのを楽しみにしています☺️


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