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時代はバーチャル空間でトークショー!?【VR講演会登壇】

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VRプラットフォームCOMONY内で行われている「VRイベント〜CGMAP ASIA TOUR 2021〜」内での講演イベントに登壇した。ZOOMやMEETを使ったオンライン講演会は何度も出演させて頂いたことはあるが、VR空間で行われた講演会は人生初めてだ。

COMONYを製作したラストマイルワークスCEOの小林雄さんと、カンボジアでの長年のパートナー企業でCG・VFX会社ANNEX DIGITAL CAMBODIA CEOの橋本公行さんと共に、『東南アジアで会社・団体を経営してみた』というテーマにお話した。

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。。。が、正直、講演の内容はどうでもいい(笑)
講演会、展示会がバーチャル空間内で行われる時代になったことが感慨深い。

COMONYはカンボジア発のVR空間共有プラットフォームで、単にVR空間に入れるだけではなく空間内に入った人々がコミュニケーションを取ることができる。

弊社が運営しているWhiteCanvasアートコンペディションのVRギャラリー&プラネタリムでも使っているプラットフォームだ。

Mac版・Windows版・iOS版・Android版など様々なプラットフォームで対応のサービスだが、今回のこのイベントはパソコンからログイン推奨だ。

このコロナ禍で、海外への渡航はもちろん、リアルでのイベント開催が難しくなっているのはご存知の通りだ。このイベントは日本のメーカーとアジアのCGプロダクションをつなげるための、国を超えたダイレクトビジネスマッチングを目的としている。

そのため参加国は、日本、中国、台湾、ミャンマーなど多岐に渡る。今後、様々な国際見本市や会議も、オンラインやVRで十分なもは当たり前のように増えてくるだろう。

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まずCOMONYをダウンロードして、中に入るとアバターを選択することになる。
登壇者には特別に顔アイコン付きのアバターも準備してくれた。もし会場でこのアバターを見たら、気軽に声をかけて欲しい。

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展示会場と講演会場のふたつの空間に分かれている。
右下端のマップの赤い点をクリックすると、その場所にワープもできる。VR酔いする人には助かる機能だ。それ以外にも、自分のアバターが見れる俯瞰視点と、主観視点を切り替える機能もついている。

講演会場へ入ると、トークセッションを案内するスクリーンが全部で4つ浮かんでいる。それぞれのスクリーンの前に近づくとトークセッションの動画が再生されるシステムだ。主に日本の企業の海外進出に関わるテーマが並んでいる。

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そして、メインは見本市の展覧会場だ。
宇宙に浮かぶSF的な空間に、東京、台北、雲林、西安、高雄、大連、ヤンゴンからの12のCG会社の展示ブースが並ぶ。

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バーチャル空間上にCGでつくられた「自社展示ブース」そのものがデモ商材になるので、余分な写真パネルなども作る必要もない。CG会社の展示会ならば、リアルの展示会よりもエコで効率的なのかもしれない。

せっかくなので、企業ブースをいくつか紹介していこう。

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まずは講、一緒に講演もしたANNEX Digitalのブースだ。日本に営業拠点があり、西安・台北・カンボジアに拠点を持つ。カンボジアでは、弊社ソーシャルコンパスもパートナー企業として長年お世話になっている。

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そしてクラブのような演出で、セクシーなお姉さんが出迎えてくれる智樂堂網路股份有限公司(ZEALOT DIGITAL)は台湾の会社のようだ。

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形之遊創意科技有限公司(Shinwork)もゲーム系CGの会社だろうか。見ているだけで楽しくなるブースだ。

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創砥數位設計股份有限公司(SoliDesign)もステージの上で女の子がお出迎え。こちらも台湾の会社のようだ。

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大連一源科技有限公司(ファーストリソース)こちらは中国の会社のようだが、聖闘士星矢など日本のコンテンツも並ぶ。

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そしてこちらはシェゴダンパゴダが中央に配置されたミャンマーのMyanmar 51 Studio co.,Ltd.ブース前にいたアバターに声をかけると、日本語が話せるミャンマー人女性が対応してくれた。クーデターで混乱するヤンゴンから、VRで繋いで話すことができるのだ。ヤンゴンも、ここ最近は少し落ち着いてきたとのことだった。ただ、根本解決はまだしていないの悩ましい限りだ。

とはいえ本当に、VR空間を通じたデジテルコンテンツ制作の世界に「距離」という概念は必要ないことを痛感させられる。

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そしてこちらが、今回このイベントと空間をプロデュースしている株式会社スタジオトライディアのブースだ。実はこのブースには秘密がある。

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ブース内に入って、このパネルをクリックするとワープすることができるのだ。

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ワープすると、夜空いっぱいにランタンが飛び立つ風景を見ることができる。台湾の観光地十分(シーフェン)を再現した空間だ。思わずハッとするほど美しい。この空間はトライディアが制作した特別空間。

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この空間では、このポイントをクリックすると自分でもランタンを飛ばすことができる。

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上がるランタンの色により、運勢が占える占いになっているらしい。

VR空間というと、ゲームでない限り一瞬入って終わり、という人も多いのではないだろうか。このイベントでは、こういった遊び心もたくさんある上に、入った人同士でのコミュニケーションを取ることができるので、思わず長居をしてしまう。おかげで、今日はVR酔いでちょっと気持ち悪い。

しかし何より、このコロナ禍で直接商談ができなくなった今、ビジネスの新しい可能性の一旦を見た気がした。

是非、COMONYをダウンロードして、VRの世界を体感してみて欲しい。

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