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ラオスから生まれるキャラクター【SocialCompass活動レポート】

ラオスってどんな国?

ラオスは田舎だ。
首都のビエンチャンでも、私の出身地の愛知県春日井市よりも小さな町に感じる。(とはいえビエンチャンの人口は94.85万、春日井市30.65万なので、ビエンチャンの方が人口は圧倒的に多い。)

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ビエンチャンの象徴パトゥーサイ(ラオスの凱旋門)

ビエンチャンは、高い建物もなく中心部でも交通量も歩いている人も少ない。首都にしてはとても静かな街なのだ。

ラオスの首都なのに、タイ国境に面していてメコン側の向こうにはタイのノーンカーイが見える。対岸から見ると、ノーンカーイの方が栄えて見えるのは気のせいだろうか。

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パトゥーサイから眺めるビエンチャンの風景

ラオスではタイのテレビが映るらしく、ラオス人はタイ語が理解できるらしい。しかし、タイ人はラオスごは理解できないようだ。ラオス語が徐々に、タイ語に侵食されることが、ラオスの社会問題のひとつだ。

MindMediaとアニメーションワークショップ

今では国際交流基金ラオス事務所の招待で、毎年ラオス大学とラオス美術大学でアニメーションワークショップを行っている。(2021年度は渡航できないのでオンラインワークショップを準備中)

ことの始まりは2017年3月に、ラオスの社会活動団体MindMediaCompanyとiいっしょにアニメーションワークショップを行ったことだった。

国際交流基金ラオス事務所の紹介で、MindMediaCompany代表のDing氏と知り合う。Ding氏は、マグサイサイ賞を受賞したSombath Somphone氏と活動していた人物。しかしSombath Somphone氏が失踪したのちは、メッセージ性の強いドキュメンタリー映像の制作などを手掛けている。

Ding氏とビエンチャンで出会って意気投合すると、ビエンチャン国際映画祭(通称・ビエンチャナーレ)の一環でアニメーションワークショップを行うことになった。

ラオスのキャラクターギャラリー

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このワークショップためにデザインした、ビエンチャンの象徴パトゥーサイ(ラオスの凱旋門)のパッティーと、世界遺産都市ルオンパバーンのルオンパオーン

このワークショップでは、アニメーションを作る前にキャラクターを作ってもらった。参加者それぞれのキャラクターを制作して、キャラクターの名前や年齢、身長や好物などを決めて、みんなの前で発表してもらうのだ。

自分のキャラクターをひとまえで発表するだけで、自分の作ったキャラクターに愛着が生まれる。そして、キャラクターの設定を決めることにより、物語も描きやすくなるのだ。

キャラクターを制作するにあたって、なるべく『ラオス』らしさを出すようにアドバイスした。ラオスの独特のキャラクターはラオス人にしか作れない。ラオス人が考えるラオスらしいキャラクターを作ってもらいたい。

すると、次から次へと『ラオス』らしいキャラクターたちが生まれてきたのだ。

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さっそく、アイデアがかぶってしまったパトゥーサイのキャラクター。

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スイカのキャラクター。これを制作したアニメーターは、昨年のDigiCon6アジアのラオス最優秀賞を受賞した。

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シュールすぎて気になる『ラオス』キャラクターたち。

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キャラクターを制作した後に、コマ撮りアニメーションを作流。
こちらがワークショップの様子の動画。

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カンボジアよりも数段田舎な雰囲気があるラオス。

都会の喧騒から逃れるには、ラオスはおすすめだ。とてもリフレッシュできて癒されるビエンチャンには、他の町にはない魅力がある。

そして、この個性あふれるラオスのキャラクターたち。ちょっとシュールで素朴なデザイン。

私はそんなラオスが大好きだ。

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