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銀行からの転職〜生産性の低さを考えてみる〜

こんにちは。

本日は、「銀行の生産性の低さ」について整理しようと思います。
銀行の悪口を記録したい訳ではないですし、それが理由で転職したわけでもありません。
しっかりと自分が会社に対して感じていたことをまとめ、教訓にしたいと思っているだけです。

これは、他業界と比べて一人当たり生産量が少ないなどの比較をしたいということではありません。
自分の経験として「1日の業務の中でムダに悩んでいる時間が長すぎる」と感じたということです。

具体的な内容を少し書いてみると、
・社内稟議の回し方(クリップの留め方や印鑑の押し方等)
・上司への説明の仕方
・複雑すぎる手続きの確認、解釈
・接待や顧客訪問に関する社内の段取り
・上司の機嫌に配慮した
などなどです。

もちろん、相手に伝わりやすい説明方法や人間関係の構築は自分のスキルとして磨くべきことなので悩むべきことです。
そうではなく、顧客への価値提供に関係のない社内調整に頭を使う時間が長すぎるのです。

これは、銀行という信用第一の事業を行うゆえの社風なのかもしれませんが、信用が大事なのは銀行に限った話ではありません。
ある程度えらくなるとそれ以上の出世はもう政治の世界ですので、それが原因で根付いた文化なのかもしれません。

いずれにせよ、不要な社内調整に頭を使う時間が長いので、業務効率は下がりますし、顧客へ提供する付加価値も質が低くなっていきます。

ムダな悩みによる生産性は低下、
人を雇い生産量を維持しようとする、
人が増えるので一人当たりの賃金は低下する、
モチベーションも低下する、
また一人あたりの生産量も落ちる

このデフレスパイラルが続くと、外部環境の変化がどうこうではなく、自分たちで自分たちを弱い組織にしていくのではないかと思います。

実際こういう問題は銀行以外も、特に企業規模が大きくなればなるほどでる課題だと思いますし、昨今のテレワークがこれを改善した部分も大きいと思います。

まとめとしては、顧客への価値提供に全力を注げる環境作りをしよう、につきます。


〜雑談〜
昨日将棋の藤井さんが17歳にして「棋聖」の称号を手にしました。
17歳の自分って何してかなって思い返すと、
高校で寮生活をしていて、男子で女子寮の前でやぐらを組んで部屋を覗こうとしていた時期です。
やぐらを組んでる時に先生に見つかって、一番下の段のやつが最初に逃げ出すもんだからやぐらは総崩れで。
でもなにが一番の衝撃かって、人間がつくるやぐらの低さですよ。。



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