見出し画像

感覚の積み木②

教室で授業を聞く
学生の基本と思われる行為ですが、ここにもさまざまな感覚が関与しています。

✏︎多くの感覚刺激の中から必要な情報を選ぶ力
✏︎抗重力位で姿勢を保持する力
✏︎黒板⇄ノートと交互に目を動かす力
✏︎えんぴつや消しゴムを使うために腕の力を調整する
✏︎先生の話を聴いて文章を書いたりメモをとる力

以前お伝えした感覚の土台となる積み木による情報処理がうまくいかないと、その先にある社会生活の課題に影響がでる。
‥ということが、授業に必要な能力を分解してみると理解しやすくなると思います。

自分の身体の地図をもとに、身体を上手に操作して環境とうまく関わり、さまざまなことを学習して健全な自己イメージを育てるための土台づくりを促すこと。

こう書いてある文献をみつけて、わたしが運動療法、ヨガ、療育でやりたいことはこの感覚を扱うことだな。と思いました。

運動を通して自分という実感をつよくする。
そして身体をコントロールできるようになることが、自分に対する信頼となり、生きやすくなる。

わたしは歩行もヨガのポーズも同じラインで捉えていて、どんなことも分解して考え、アプローチをします。
もう少し先にある行動を問題として捉える時に、同じように分解し、必要な感覚を補えるような手助けをしていきたいと考えます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?