そば処 暁山

明治時代の古民家を改築して風味ある常陸秋そばを自家製粉して提供してます。 リタイアした…

そば処 暁山

明治時代の古民家を改築して風味ある常陸秋そばを自家製粉して提供してます。 リタイアしたあと、蕎麦打ちを楽しんでおりましたところ、その面白さについ惹かれてしまいました。 さらに、蕎麦の美味しさを追及した結果、香り高い風味のあるそば『発芽玄そば』を発案しました。

最近の記事

ついに蔵の解体に入る

 小規模事業者持続化補助金一般型で採択されながら、残念。 あまりにも金額がかさむ為、改築を断念。解体することにしました。 土壁が取り去られて、骨格が現れる。上部は、まだまだしっかりとしていて、うまく、改築すれば十分使えるのだが・・・ 一部に、修繕(金継ぎ)した跡が見える。

    • 改築か?解体かを悩む

      改築を前提に、曳家さんにお願いして、作業三日目。 周りの土壁を取り除くと見えてきたのは、御覧の通りのシロアリやら腐食した土台と柱でした。 「まずいな!」と一瞬思いました。 曳家さんは、上部がしっかりしているので、改築可能という意見でした。 大工さんにも見ていただきました。こちらの意見もできるという意見でしたが、以前の見積もりより大幅にお金がかかるという意見をいただきました。  この意見を聞き、後継者がいない今、改築を断念して、残念ですが、解体の道を選びました。 解体は

      • 土蔵の改築工事 二日目

        12月21日(木曜日) 本日の予定は、蔵を持ち上げるために、蔵内部一面に張り巡らされている厚い板(4cm)を切って、状況を見るという作業です。 あの東日本大震災の時、蔵が少し傾きましたが、この分厚い壁板のおかげで耐えたのだと推察いたしました。あとで、判ったことですが6×8寸の柱は腐りがひどくでは、耐えきれなかったと思います。  

        • 土蔵の改築

          12月20日(水曜日) いよいよ土蔵の改築が始まりました。そば工房と蕎麦屋を併せ持つ計画で、小規模事業者持続化補助金を申請しました。  先日採択の連絡を受けましたが、私も年ですし、後継者もない今、残念ながら、申請を断るしかありません。  傾いた蔵をしっかりとした姿に直すことを第一番に考えています。  喫茶店た高齢者の方に課すことも案の一つですが、どうなりますか。 まず、手順として床板を外します。 床板をはがした時点で分かったことは、大引きと柄が腐っていたことと

        ついに蔵の解体に入る

          高齢者対応の店にしたい

          前回、お客様の声から、心動かされて、高齢者用の机・椅子の店舗への導入を考えてみようと書きました。 ネットで検索してみました。 いろいろと商品化されているのですね。 数千円のものから数万円のものまであります。当店で使うとすると、どの辺を基準にすれば、お客様に満足頂けるでしょうか。 椅子は座れればいいなどと安易に考えておりました、私でしたが・・  蕎麦屋は、「風味豊かな美味しいそばを提供すればよい」という時代から、お客様が満足して帰って頂くために、環境を整える時代へと移れ

          高齢者対応の店にしたい

          私も高齢者です

           お来店のお客さまから、「椅子があったら、いいのにね!」というお言葉をいただきました。  当店の、作りは、すべて座席です。高齢者の方、腰の悪い方、車いすの方などには、利用するには、大変不便です。(座席用の椅子は用意してありますが・・)  私も80歳を過ぎ、後期高齢者の仲間入りをしております。今年の冬から初夏にかけて、脊柱管狭窄症で歩くことが困難になり、蕎麦屋を営業するにも大変、不便をきたしました。思い余って手術を考えたこともあります。  ある時、新聞で紹介された本が目を留まっ

          私も高齢者です

          そばの栄養のお話

           暫くお休みをいただいております。本日も、わざわざ店に来ていただいたお客様がおります。  いつも、申し訳なく思っているのですが・・ホ-ムペ-ジやSNSで「休業です」と表示はしているのですが、徹底するのは難しいですね。  さて、8,9月と二か月のお休みをいただいておりますので、蕎麦について、振り返りながら、少し、書き綴っていこうと存じます。  当店の蕎麦は、何処も行っていない常陸秋そばを使用した『発芽玄そば』を自家製粉して提供しております。風味が強く、発芽の過程で栄養価が増して

          そばの栄養のお話

          蕎麦仲間と交流

           先日、日高交流センタ-を訪ねたおりに、勝手なお願いであり大変失礼だったのですが「蕎麦打ちを手伝ってくれる方いませんか?」ととっぴなお願いをいたしました。こんな願いは聞いてもらえるとは予想だにいたしませんでした。  ご婦人が「心当たりがありますよ」との申し出があり、K氏を紹介してくれました。  そのご縁で、K氏が所属している高萩市の「北方蕎麦のの会」を訪ねることが出来ました。  その時、紹介されたK氏氏に当店で蕎麦を打っていただきました。現在は、全面協 段位認定制度で2

          蕎麦仲間と交流

          そろそろ梅雨に入ります

          当店の蕎麦は玄そばを発芽させて、天日で干し、自家製粉して提供しているということを紹介いたしました。 そろそろ梅雨に入ります。 新そばの時期を半年以上過ぎる頃、玄そばの品質が劣化し始めます。 そば屋にとっては、美味しい蕎麦を打つということは、難しい時期になります。 今までの蕎麦関係者はいろいろな方法(冷蔵庫を用いた温湿度管理等)を用いて、玄そばの劣化をどう防ぐかの研究に取り組んできました。 玄そばの再生を主眼(新そばのような玄そば)として、取り組んできた蕎麦関係者は、

          そろそろ梅雨に入ります

          最近考えていること03

          土蔵のリノベーションとクラウドファンディング 事業再構築補助金の申請が不採用と決まり、さて、これからどう行動するのか・・思案のしどころかもしれない。 妻は「そろそろ体も持たなし、体でも壊したら元も子もないよ」やめにしたらという。(脊柱管狭窄症の症状あり) 夫婦2人で経営していることもあり、現在は、週一、日曜日を営業、予約制としております。  二人とも年をとっておりますので、妻が言うように、そろそろ終わりにしようとも思っておりますが・・・。  以前にも書きましたが、風味抜群

          最近考えていること03

          事業再構築補助金の申請結果

          事業再構築補助金の申請結果を知らせていませんでした。 次のようなメールが4月6日付けで受信トレイに・・・ 『事業再構築補助金事務局です。 2023年1月12日付けで申請いただきました第8回公募における応募につきまして、採択結果をお知らせいたします。 以下のURLより電子申請システムにログインいただき、採択結果をご確認ください。』 不採用でした。 説明を受けた理由のなかで、特に指摘されたのが『目的に沿った事業実績のための体制面・・後継者は誰か』でした。 少しは期待していた

          事業再構築補助金の申請結果

          最近考えていること02       4月の発芽玄そばのこと

          4月は、何日か25度を超え夏日になりました。蕎麦の品質が劣化する温度です。 蕎麦屋にとっては、何とも始末の悪い季節になりました。品質が劣化したそばを再生させる方法が玄そばを発芽させて新そばのような香りと甘みが増すと以前記述いたしました。・・が、そんなに、簡単に新そばのように風味がよくなるわけではありません。 温度が、25度」以上になると、発芽させ工程で、バクテリアが発生してあまり良い匂いがしなくなることがございます。 現在、その解決方法を思案中!

          最近考えていること02       4月の発芽玄そばのこと

          最近考えていること01(寒ざらしそばと発芽玄そば)

           事業再構築補助金をしてから2か月が経ちました。なかなか結果が発表されず、不安の毎日を送っております。予定だと3月下旬と想像してますが、はっきりしたことは分かりません。  そんなことを考えながら、『蕎麦屋の常識・非常識 片山虎之助 著』を久しぶりに読み返した。  前書きに『蕎麦好きなら、誰でも知っている。蕎麦屋の常識というものがある。・・略・・本当にそうだろうか。これらの常識なるものは。なぜ?と問い返すことさえ憚られる蕎麦の世界の鉄則らしきものを、もう一度、検証してみようい

          最近考えていること01(寒ざらしそばと発芽玄そば)

          そば処 暁山 その後02

          来店されるお客様に、やっと認知されるようになってきました。世に問うのものですね。『発芽玄ソバとは何か?』と皆さんはご存じでしょうか。初めて聞く方が、多いのではないでしょうか? 玄そばを発芽させ、種子内部(脂質と胚芽)に変化を起こすことでより蕎麦の風味と美味しさと栄養価を高めたものと考えてください。特に、清涼感のある旨みが感じられます。 清水に、一晩さらすことによって、灰汁が抜けてクオリティの高い洗練された風味になります。そば粉になるまでに、にするまでに手仕事なので一週間か

          そば処 暁山 その後02

          そば処 暁山の これから01

          そば処 暁山の将来像を描いていきたいを思う。 いつの時期に食べても、風味豊かな美味しい蕎麦をお客様に提供したい。これをコンセプトに開発したのが発芽玄そばをです。やっと、満足するものに出来上がりました。 これ、不思議なそばです。1、2年経た玄そばは、少しづつ酸化が進み品質が落ちてきます。この玄そばをどうするか。蕎麦屋にとっては、難しい課題でした。 この課題を蕎麦の生命力を利用して解決したのです。枯れそうな草花が水を与えられて生き返るように、品質がすっかり落ちた玄そばが水を与えら

          そば処 暁山の これから01

          昨日は、本年、初めての営業日でした。予約でいっぱいになっておりましたが、 予約時間配分がうまくいっていたので、お客様に迷惑も掛からずに終了いたしました。コロナ禍なのですので、なるだけ、お客様がダブらないように、配慮しているつもりです。狭窄症で少しつらかった-

          昨日は、本年、初めての営業日でした。予約でいっぱいになっておりましたが、 予約時間配分がうまくいっていたので、お客様に迷惑も掛からずに終了いたしました。コロナ禍なのですので、なるだけ、お客様がダブらないように、配慮しているつもりです。狭窄症で少しつらかった-