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If it's Sunday, it's Meet the Press.

アメリカの報道番組”Meet the Press”の司会が、Chuck ToddからKristen Welkerにバトンタッチされました。
https://www.nbcnews.com/meet-the-press/video/chuck-todd-signs-off-as-moderator-of-meet-the-press-192639557524

おそらく日本ではほとんど知られていない番組ですが、”the longest-running show on television(最長寿のテレビ番組)”として有名で、ギネス世界記録にも認定されています。
https://www.guinnessworldrecords.com/world-records/66905-longest-running-tv-show

トランプ大統領就任時に大きく話題となった”alternative facts(代替的事実/もう一つの事実)”という言葉も、確かこの番組がきっかけでした。
Chuck Toddが”Look, alternative facts are not facts. They're falsehoods.(それは事実じゃなくて虚偽です)”と反応しています。
https://www.youtube.com/watch?v=VSrEEDQgFc8

Chuckさん、ファンなんですよねぇ。
”Meet the Press”も好きな番組で、日本に帰ってきてからはPodcastでよく聞いています。

自称アメリカ政治マニアな私。
そうなるきっかけとなったのが、テレビで心から楽しそうに政治を語るChuckさんでした。
恥ずかしながら当時は政治や時事にあまり関心を持っていなかったの私にとって、その姿は衝撃的で。
選挙のタイミングで必ず夕方のニュース番組に現れ、まるで競馬の予想でもするかのごとく興奮気味に話し続ける様子に「この人を夢中にさせるアメリカの政治って一体何?」と気になり、Chuckさんの話からも、アメリカ政治の動向からも、目が離せなくなっていきました。

誰かが何かに情熱と誠意を持って取り組む姿は、それだけで人の心を動かします。
周りの人々の行動の変化を促すこともありますね。

私はChuckさんのおかげで、自分の身の回りよりも広い世界について深く考えようとする姿勢が身についた気がします。

先日ご一緒したクライアントさんは、お子様の学習行動を促すためにも自己研鑽のためにも、とある分野の学び直しをすることに決めたそうです。
「難しい年齢に差し掛かってきた子には、直接お説教するより、頑張っている自分の後ろ姿を見せる方がいいのかも。もし一緒に勉強できたら楽しそうだし、子育てが落ち着いた後の自分のキャリアに役立てられるかもしれない」と楽しそうに語ってくれました。

仕事でもプライベートでも、好きなことに没頭するのって本当に大切です。
改めて実感できました。
日々のアレコレで気が散って、自分にとって大切なことがおろそかになってしまうのは本当にもったいない。
時を忘れるほど集中して、存分に楽しんでいきたいなと思います。
その積み重ねが、思わぬところに自分を連れて行ってくれるかもしれない。
もしかしたら、誰かによい影響を与えることがあるのかもしれない。
期待しすぎるのはよこしまな考えかもしれませんが、「好き」のパワーはそれくらい大きなものです。

Chuckさんが番組から降板してしまうのは寂しいですが、次の司会者Kristenさんも大好きなジャーナリスト。
(2020年大統領選挙のテレビ討論会で司会を務め、その手腕が高く評価されました)
引き続き、”Meet the Press”からもアメリカ政治の動向からも目が離せなさそうです。

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