手に職があっても不採用になることがある。
ここ2、3週間は僕にとって意味の無い時間だ。
でもそうは思いたくないから必死になって意味をつけていきたい。
僕にだってネガティブな時があることをここに残しておく。
まず、仕事が全然決まらない。
仕事と言ってもバイトだ。
たかだかバイトだ。
僕は医療大学を卒業し、柔道整復師の免許を取得した。
その流れで整形外科クリニックに就職し、8年半も働いた。
「この経歴ならすぐ見つかりますよ」とハローワークのおっちゃんにも太鼓判を押してもらい、意気揚々と面接を2社受けた。
今回僕が狙ったのは”デイサービス”でのアルバイト。
健康寿命を延ばすべく一生懸命頑張っている高齢者の方のお手伝いをする場所だ。
柔道整復師の役割は”機能訓練指導員”と言って、主に筋力低下を防ぐためのトレーニングや体操の指導を行うポジションである。
「こんなの余裕じゃん」と思っていた。
だって8年半、高齢者の方にリハビリをしていたし体操のノウハウや経験は数千人をゆうに超えるからだ。
別に自身のキャリアに過信しているわけでもないが、「落ちることはない」と思っていた。
・1名の募集に対して数ヶ月間応募ゼロ
・ただでさえ人手が少ない介護業界
・明日からでも働ける即戦力
「こんなの面接受けるだけで通るだろw」と思っていた。
が、今日2社とも不採用の連絡がきた。
「なんて日だ!!」
何がいけなかったのかさっぱりわからない。
たまたま引きが悪かっただけだと思いたい。
確かに求人はたくさん出ていて、その中から条件の良い2社に絞って面接を受けた。
だからまた絞って、チャレンジすれば良いさ。
。
。
んーなんか納得いかねぇな。。
正直、デイサービスの仕事はめちゃめちゃやりたいわけではない。
「そんな自分に都合の良い仕事なんかねぇよ」
それもわかる。
だがそれ以上の違和感を持っている。
冒頭に ”ここ2、3週間は僕にとって意味の無い時間だ。”
と言ったが、そのうちの1週間は「返事待ち」期間だった。
「今週中に連絡しますね〜」と言われたのが先週の水曜日。
そこから音沙汰が無く、今日自分から連絡し不採用が判明したのだ。
要するにその前の2週間はハローワークに通い、様々な職種から自分が即戦力で働ける仕事をテーマに塾考し、デイサービスを選択したのだ。
僕は自分が考えに考え抜いた選択を尊重したいという気持ちを持っている。
そのちっぽけな自尊心をいとも簡単に、1週間待ちからの不採用という銃で撃ち抜かれたのである。
、、国家資格最強じゃねぇのか?
ハローワークのおっちゃんが言うには、「『独立を考えている』と面接で言ったのが良くなかったのかも」とのことだが、
えぇ。。それで「辞めそうだなこいつ」ってなるのかよ。「面白そうだなコイツ」じゃねぇのかよ。。
国家資格持っててもコレかよ。しかもバイトやし。。
またしても自尊心を撃ち抜かれ、必死の思いで今タイピングしている。
少し抽象度を上げて退職後の自分を振り返ってみよう。
こういう時は初心に戻って、自分の行いがどうだったのかを内省したい。
子どもの時からこの組み合わせが好きだ。
友だちと外で遊ぶよりもゲームをしながら過ごすのが好きだった。
最近は大人ぶった行動をし過ぎていたのかもしれない。
退職は正しい選択だったのか?
僕は7月末に自らの意思で仕事を辞めた。
同じような日々、同じような組織の問題を解決する日々に飽きたのだ。
そこで、仕事をやめればキラキラした世界が僕を待っていると思っていた。
実際に8月下旬までは本当に楽しい日々だった。
朝起きてジョギングをし、ゆっくり朝食を食べて、映画を観たり本を読んだり悠々自適に暮らしていた。
*その模様はVLOGという形でYouTubeにアップしているので参照されたい。
僕は、「自分らしく生きていると仕事が舞い込んでくる」という自己啓発本を読み過ぎたのかもしれない。
本当にそんなことが起きると信じて疑わなかったのだ。
8月中に何か新しい仕事が勝手に来ると思っていた。
そんなサクセスストーリーは自分には無かったのだ。
そんなサプライズは用意されていなかったのである。
僕は”見切り発車退職”という賭けに負けた。
このことに気づいたのは9月に入ってからである。
気づいた途端に周りの目が気になるようになった。
家族や友人が無職の僕を心配している。
無職の僕を「かわいそう」という目で見ている。
おれって無職なんだ。
なんか、思ってたのと違いすぎる。
みんなに心配されるために仕事を辞めたんじゃない!
ヤベェ、早く就職しなきゃ。。
みんなを安心させなきゃ。
今思えばそんな風に、周りの目ばっかり気にしていた。
すぐに周りとのバランスを取ろうとするのが僕のクセである。
*エニアグラムで言うところのタイプ6。こちらも動画を作ってあるので参照されたい
「心配されている」という感覚がとてつもなくストレスだということがわかった。
特に食事の席で就活の話になり「心配されている」と意識し始めると食欲が無くなり、吐き気までしてくるようになった。
こんな内容を書いているだけで、「誰かに心配されるんじゃないか」と考えて気分が悪くなる。
自分から進んでこの道を選んだくせに、勝手に神経症になりやがってこの野郎。と毎日自分に異議申し立てをしている。
でも元の職場に戻りたいとは1ミリも思わない。
だから退職という決断自体は間違っていないと思う。
この試練は通過儀礼のようなもので、今感じている痛みは成長痛のようなものだと思いたい。
こんなことをわざわざnoteに書いて、敗北宣言をしているようで屈辱的だと思っていたが、
はっきりと第1戦は負けたことを認めて、第2戦に向かいたい。
そのためにまずは8月から今まで戦い抜いた自分を認めてあげたいと思う。
お疲れさま。
第2戦はこの経験を踏まえてもっと良い試合になるようにしたい。
NPO法人の話など、楽しみな活動がたくさんある。
決して逃げずに真正面からぶつかっていきたい。
無理のない範囲で。
みなさまも色々なことがあって、家で自問自答の日々だと思いますが、僕も同じです。
一緒にこの人生に意味づけをしていきましょう。
自分にとって都合の良い解釈で人生を味わっていきましょう。
余裕があれば他人の人生を味わって共有してみたりも良いですね。
しんどい時は自己中でいきましょう。
なかなか難しいですが、そんなもんらしいです。妻が言ってたので本当だと思います。
それではネガティブはここに置いてまた明日から元気にやっていきたいと思います。
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。^ ^