休職期間は楽しい。だけど「復職は怖い」〜認知行動療法で気持ちを分解〜
今日は通院日だった。
先生に、大体あと2ヶ月で復職の想定と言われた。
現実に引き戻された気がした。
イキイキとした休職期間にふと我に返る
今が一番自分の人生を生きてると思えている。
特別なことはしていない。
旅行しているわけでも、毎日誰かと遊んでいるわけでもない。
自分のためだけに料理を作る。
お風呂やトイレを使うついでに掃除をする。
誰に会うわけでもないけど、身なりを整えメイクをして出かける。
鼻歌を歌いながら散歩する。
カフェに寄って自分の気持ちを書き出して整理する。
図書館に行って本を読む。
こうやって、自分と向き合って毎日を生きる、を繰り返している。
仕事のことを考えないと、私ってこんなに前向きな気持ちだけで生活できるんだな。
面倒だと思っていた家事もやりたくてやるくらいにまでなるんだなと自分が前進しかしていないことを実感する。
だから、この生活に終わりが来るのが怖い。
毎日2%くらい復職という言葉が脳裏をよぎるが、まだ先のことと、この3週間は封をしてきた。
でも、今日先生に具体的に復職の目処を言われたとき、この休職期間は戻るためにあったんだったと我に返った。
久しぶりにずーんと重たい気持ちになった。
休職直前の私であれば、そのまま復職のことを頭でずーっと考えて、モヤモヤを反芻しながらゴロゴロしてしまっていたと思う。
今日の私は、すぐにノートを開き、なぜ復職が怖いと感じるのか、要素分解して、捉え直す時間を作った。
これだけでも、「えらい!大進歩!」と、自分を褒め称えたいくらいである。
ABC理論を使って「復職怖い」の感情と向き合う
私は今回、ABC理論という認知行動療法の方法に沿って「復職怖い」の気持ちを分解していった。
※完結でわかりやすい記事があったので、以下を参考に。
ABC理論では以下の手順で、自分の感情の捉え直しをしていく。
1.まず自分の感情を分解する
A:出来事がC:結果を作る。そのAからCに向かう矢印には、B:自分の信条や捉え方が影響を与えている。
2.次に自分の信条や捉え方に反論する
Bに対して、他の捉え方はできないものかと、D:反論を考えて書き出す。
3.最後にどう変化したかを書く
捉え直した結果、どのように気持ちが変化して次はどうするかをE:効果に書く。
「復職怖い」の気持ちは一つの要素からなるものではなく、いくつかのモヤモヤが絡み合ってできていた。
私の場合、例えば以下のようなものが挙げられた。
上司に相対するのがやっぱり怖い。話せる気がしない。
相談しやすい環境なんてできるのか不安。
部署異動するのが怖い。合わなかったらどうしよう。
まだスキルアップまでは進めてないので、どこに行ったとて活躍できる気がしない
なんか私、A:出来事が書き出しづらい
ノートにABC理論に沿って書き出してみるのだが、A:出来事が書き出しづらい。
なぜか?
私のモヤモヤの大半がまだ起きてはない、想像の中で作られたもので、出来事や事実として存在してない悩みが多いのだと気づいた。
そうか。
私はまだ起きてもないし起こるかどうかもわからないことにいつも悩まされていたのかと。
復職が怖い要素分解と捉え直しができて不安が書き出すだけで緩和されたことはもちろん嬉しかったが、何よりもまだ何も起きてないことが私の悩みの大半だったことに気づけたのが私的に世紀の大発見だった。
ABC理論で捉え直していくプロセスをこれからなにか躓くことがあるたびに使っていこうと思う。
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