見出し画像

ドラマEye love you「環境問題はビジネスでこそ解決できる可能性がある」の意味。

こんばんは、看護師+クリニカルアロマセラピストのyukinaです。

先日ぼーっとドラマを見ていたら、「環境問題はビジネスでこそ解決できる可能性がある」というセリフがあったんです。

「すごくいい言葉だなぁ」と感じながら、「これは、大学で環境の勉強を始めたから意味が理解できるんだよな」とも思いました。昨年から大学で環境社会学について勉強し始めたことが、この言葉の意味を深く理解できた理由でした。昨年の私だったら深く考えず、聞き逃していたかもしれません。

今日はこの内容に触れながら、今回考えたことで私もやりたいことができました。決意表明にこの文章を書いています。


ドラマの内容を軽めに。

ネタバレはないのでご安心ください(笑)
主にラブストーリーではあるのですが、主人公の女性は会社の社長で、カカオを使った事業を展開しています。環境保護に興味があり、大学の同期である男性とこの事業を立ち上げています。
主人公は将来、環境を守るために研究者になろうか悩んでいました。その時に同期の男性に言われた一言が本日のタイトルであるセリフ。

「環境問題はビジネスでこそ解決できる可能性がある」

この言葉が起業するきっかけの言葉になったようです。その他にも主要人物として、動物の絶滅危惧種について研究する方も登場してきます。

ほぼ世の中の女性はラブストーリーとしてみていると思いますが、環境保護についてもしっかり触れられています。アロマセラピーは植物を扱う仕事。環境保護にも携わる私にとって、こちらの視点も興味深いドラマです。

環境問題は、地球規模の問題だからこそ、普段個人では意識することが少ないですよね。でも個人で意識してほしい切迫状態だからこそ、SDGsという言葉が世に広まりました。2015年に掲げられたSDGsの一つに、実は経済成長も含まれています。

現実の話で余談ですが、カカオはガーナやコートジボワールなど、赤道の近くで育ちます。
赤道の近くは一番温暖化の影響を受けにくいとされている地域なのですが、ここ2年カカオは不作だそうです。

よりドラマを楽しめる環境の話:京都→パリ

世界的に、とても大切な環境問題の会議が行われたのは、私たちの国。京都で行われていました。
難しい話はできるだけ割愛して書きたいので、ダイエットと美容法に例えて書いてみますね。

京都高校編



あなたは今、京都に住む高校生です。
23日後に全校生徒の前で発表会があります。

せっかくなので、綺麗にみられたい!と仲の良い3人組である日子、米子、欧子はイベントに向けてダイエットをすることにしました。

それぞれ理想体重を宣言し、「少し無理な目標体重を掲げてしまった…」と後悔の日々。クラスの中にはそんな私たちの気も知らずに、好きなものを好きなだけ食べ、自由にしている子もいてうらやましい。

3人グループの1人である米子は、「別にダイエットしなくてもいいんじゃない?他の人もやってないし。クラス全員で発表するのに私たちだけ頑張るのは嫌だ!」と4日目で脱退しました。日子も最初は頑張っていたけれど、後半はさぼり気味。
結局、日子と欧子はダイエットに成功して発表会のステージに上がったものの、他のクラスの生徒たちから見ると「日子たちのクラス、太った人が多くなかった?」という声が聞こえます。

結局、ダイエットは成功したけど失敗したような結果に。


京都高校→京都議定書(1997年)
2020年を目指して数字で温室効果ガスの削減目標をかかげる。
主要国として日本は6%・アメリカ合衆国は7%・EUは8%を目標とする。
ただ先進国のみが対象だったため、アメリカが納得できず途中脱退。その当時、インドや中国は発展途上国だったため、結局大幅に温室効果ガスが増えてしまい失敗に終わる。


パリ大学編



日子、米子、欧子は同じパリの大学に入学。

なんとなく、
「高校の時の、米子の考えは正しかったよね~あれは途中でダイエット離脱するよね~」という風潮が残っています。
米子も「そうでしょ?」と得意げな感じです。

「ただ好き勝手な生活を続けると、見た目の問題ではなく、健康問題だよね。」
「さしては命の問題になるよね。」というのは皆、暗黙の了解。

高校の時とはちがい、大学に入り、人生をブラッシュアップ中な彼女達。
それぞれ学部が違い、人間関係も違い、足並みをそろえるのは難しい。後輩に伝えたいこともあるし、忙しい日々。

それぞれ目標を決めて、報告会だけしない?
「OK!今後も続けたいから大規模な集まりは5年ごとね!その日程と場所だけ決めておこう!」ということになりました。

定期報告会を行って、お互いに良い刺激になっています。
「無理なダイエットじゃなくて、とても健康的で体のラインがきれいね。」という会話も飛び交います。
「その体のライン、どうやって綺麗にしているの?」と思わず聞きたくなるのです。

京都高校では離脱した米子も、報告会には参加を続けているのはもちろんのこと、後輩たちも混ざって大きな規模で行う報告会になりました。
皆が無理なく、自分のペースで続けられること。そして周囲の変化に敏感になっていると、知らぬ間に自分も「最近、綺麗になったよね!」と言われるようになりました。

ただ日子は昔からの美容法(火力発電)を変えられておらず、周りからは化石と呼ばれて陰口を言われてしまったり。少し取り残された感があります。ただ日子も昔からの美容法はゴミが多い(温室効果ガスの排出が多い)のはわかっている。けれど最新美容(原子力発電など)に踏み切れないのはリスク(地震など)があるし、迷いながらまだどうしたらよいか悩み中。


パリ大学→パリ協定(※2016年。京都の流れが2020年まで残っており、2020年からスタート)
途上国や先進国など関係なく、すべての国が環境について考えること。このパリ協定がSDGsの17個の目標とつながります。
皆それぞれ、国の状況が違うため、それぞれが目標を掲げること。5年起きに見直しをすることが定められています。強制力はないのでうまくいかないのでは?という見解もあったようですが、互いに良いところを学びあうスタイルはとても良い方向に進んでいる状態のようです。


京都→パリ まとめ

パリ大学では自分のことだけではなく、後輩(発展途上国)も含めての活動となり、全体が見やすくなりました。お互い無理なくという方針になったのが、良い流れに。

「環境問題はビジネスでこそ解決できる可能性がある」の意味


「2015年に掲げられたSDGsの一つに、実は経済成長も含まれています。」
と冒頭で書きましたが、つまりこういう流れになるのです。


経済成長=ビジネスの成功
(例:環境を守ることができる技術の開発。開発により会社の利益があがる。海外進出。)

SDGs(例:技術の開発により、直接的に環境保護となる。海外進出により現地に技術提供。雇用増加により現地の暮らし改革。)

パリ協定(環境問題)


ビジネス用語でイノベーションという言葉も聞いたことがある方も多いと思います。イノベーション=技術開発は、仕事で新しいことを生み出すことから始まります。環境問題は世界中の問題。開発できれば世界中がお客様に。
そして環境問題に取り組んでいると、企業のイメージも良いですよね。

こう見てみると環境とビジネス、つながっています。
環境問題は、ビジネスでこそ解決できる可能性がある。
ドラマのセリフを一言掘り下げてみると、深いですね。ドラマの登場人物の思考がわかるとまた面白いです。

今後、取り組んでいきたいこと

私は起業6年目のサロン経営者です。元々環境問題に関心がありました。

アロマセラピーで使用されるエッセンシャルオイルは、ガラス瓶に入れられています。使い終わった後、この瓶にはエッセンシャルオイルが付着したままとなっており、触れることができません。また、香りも残っています。そのため、リサイクルが難しく、殆どが廃棄されています。

私は昨年から「ガラスに新たな役割を持たせる」活動に取り組んでおり、そのガラスを使ってアクセサリーを作っています。素材はリサイクルできていますが、環境問題に直接関わっている感覚が薄かったのです。ドラマを見て、より積極的に取り組むことができるようになりました。このリサイクルガラスを使ったアクセサリー事業から得られた収益の一部を、環境保護団体に寄付することを考えています。この考えが浮かび、ようやくこの事業に全力を注げるようになったと感じています。全て手作業で一点物の製作ですが、環境を守る未来に繋がるという思いで、私もアロマセラピストとして頑張ることができています。

少しずつオンラインストアでも販売をはじめましたので、長期的に見守ってくださると嬉しいです。
本日は長文をお読みいただき、ありがとうございました。yukina


この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

仕事について話そう

いつもサポート頂きありがとうございます。メッセージも読ませて頂いていますので、メッセージも頂けると尚嬉しいです。新たな香り探しに使わせて頂き、執筆活動やアロマセラピーの発展に活かしていきます。今後もより楽しみながら活動していきますので、よろしくお願いいたします。