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【語り会#04】カムカム岡山編が性癖に刺さる

 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の安子編、通称岡山編が昨年の12月に終わりを迎え、娘・るいへヒロインのバトンは渡された。

 いやあいい。本当に良い。記憶にある朝ドラで最も古いのは『ゲゲゲの女房』だが、最も見ながら興奮している。なんなら一番好きと言えるかもしれない(『わろてんか』『エール』が強い)。

 上白石萌音が出演すると聞いて作品を知り、さらに今までにない三部ヒロイン構成というものに興味を持って見始めた。


注意:この記事はネタバレを含みます。嫌な方はブラウザバックをお願いします!


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   1925(大正14)年、日本でラジオ放送が始まった日、岡山市内の商店街にある和菓子屋で、女の子が生まれた。名前を安子(上白石萌音)という。あんこの甘い香りに包まれたあたたかい家庭に育った安子は、ずっと家族との幸せが続くことを願った。やがて戦争の足音が近づくなか、さまざまな試練が安子に舞い降りる。けれど、ラジオ放送開始からまもなく始まるラジオ英語講座との出会いが、安子の未来を切り開いていく。
   安子、るい、ひなたと、三世代の女性たちが紡いでいく、100年のファミリーストーリー。(『カムカムエヴリバディ』公式サイトより)

 初めは安子かわいいな〜、稔さん(安子が想いを寄せる相手)との恋が上手くいくといいな〜という気持ちで見ていたのだが、戦争の時代に突入すると一変。

 祖父の死亡、兄と稔の出兵、空襲による母と祖母の死亡、戦後も父親の憔悴による死、稔の戦死。

 戦争が無論、悲惨で残酷な時代だったことは承知しているが自分が見た朝ドラの中でここまで身近な人が死ぬことでヒロインを精神的に追い詰めていくものは見たことない。

 そんな絶望的な状況でも安子の心の支えだったものも次々と壊れていく。

 実の弟・勇からの求婚。娘・るいからの拒絶。生きて帰ってきた兄・纂太の疾走。戦後親しくしていたアメリカ兵・ロバートからの求婚。

 さらにヒロインだけが絶望するのではない。

 勇は安子が自分と結婚する気がないとわかると、召使いであった雪衣に手を出し、子供まで儲けてしまう。

 密かに勇を想っていた雪衣はこれにより、見事に勇の妻の肩書きを得ることになる。

 さらにさらに纂太は雪衣と結ばれることを望んでいたが、彼女はそれをあからさまに嫌悪していた。見ていて苦しくなるほど纂太にきつく当たることもあった。

 それでも纂太は彼女を好いていたのに、ある朝、髪の乱れた雪衣が勇の部屋から出てくる所に遭遇。

 道の真ん中で狂ったように笑いながら纂太はそのまま疾走。

 周囲の人物の環境も最悪になってきて、安子はとうとうるいに「I hate you」とまで言われる。

 彼女は今までるいのことを第一に考えて、自分を犠牲にしてでもるいを守ろうとしてきたのにそこで何かの糸が切れたのだろう。

 雨の中、生気のない顔で外を彷徨い、発見してくれたロバートにアメリカへ自分を連れて行ってくれと懇願する。

 そこで岡山編は終了。


 朝から胸糞悪すぎる!!! 良い!!

 と思ったので書き連ねた次第です!!


(今後も語り会は思ったことを書き連ねる駄文記事になりそうなので、よろしくお願いします?)

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