【Diary#11】濃く、酷、克、そして告
夏休みを終え、とうとう後期の授業が始まってから数週間。今のところ課題を土日まで溜め込んでいない自分を褒めたい今日この頃です。
そんなわけで約4週間ぶりの投稿。何をしていたかを書いていこうと思う。
9月に入り、演劇部の活動も緩やかに再スタートを切った。
8月頭に書き上げていた脚本の詰めも部長と行っていたが、その脚本はボツになる。ボツというよりは来年に延期に近い。というのも、大学内にある劇場ではなく外部の劇場を借りることになったのだ。金銭的な都合で、外部の劇場だと長い時間は借りられない。すなわち僕が書いた90分を超える脚本は使えないということになったのだ。
三年生の先輩方が決めたことなので僕はもちろん従うが、手持ち無沙汰になった一年生への救済として、一年生新人公演という別の機会が与えられた。
そこで、僕はまた脚本を書くことになる。今回は制約があり、上限は30分。一年生たちの出来る実力の範囲内でというもの。夏公演や元々書いていた脚本のような凝ったものはできない。
時間も限られているので、自分が過去に書いた小説を原作に持ってこようと思ったが、舞台化しやすそうな話がない。どうしようかと悩んだところ、書きかけの小説であれば尺もキャスト数も程よく、舞台化も可能な作品があった。
『三ッ星物語』というタイトルのお話だ。高校三年生の冬に部誌に寄稿する予定で書いていて、結果ボツにしたものだった。ちなみに、『三ッ星物語』の代わりに寄稿したのが『不純異星交遊』である。
『三ッ星物語』は『ミシストリマの墓標』に繋がる話で、書きかけといえどプロットはあったので脚本仕様にするのに時間はかからなかった。
無事に適度に物語の内容をいじり、およそ五時間で脚本は完成した。今はその稽古に励んでいるところだ。
原作『三ッ星物語』の完成版もしくは脚本版のセルフノベライズをいつか掲載できたらなと思う。
9月末、初めて髪を染めた。前々から染めたとは思っていたが特にこの髪色になりたいというものがなく、先延ばしにしていた。
ようやくこの色だというものを見つけ、いつも担当してくれる美容師さんに伝える。
選んだ色は赤茶。SEKAI NO OWARIのボーカル・Fukaseが以前この髪色にしていたというのもあるが、周りには金髪系の茶髪がたくさんいたので違う方向性で行きたいと思ったからだ。
もう染めて二週間と少し経つが、まだカラー剤の匂いが少しする気がする。気のせいだろうか。
染めてみて見える世界が変わったかと言われたらそうでもない。派手髪なら変わったかもしれないけれど。持っている服が合わせにくくなるんじゃないかという心配も杞憂に終わった。
次はもうちょっと明るめにしようかしら。
初めてと言えば、吉野家にも初めて行った。
目的はポケモンとのコラボ商品であるポケ丼。なんとポケモンのフィギュアが一つついてくるのだ。ダイアモンド・パールのリメイクもあってか、ラインナップはピカチュウ、イーブイ、リオル、ナエトル、ポッチャマ、ヒコザルという顔ぶれ。これはポケモンファンとして見逃せないと思い、バイト終わりに直行。
注文を終えると、すぐにポケ丼が運ばれてくる。さすが格安チェーン店はこういうのも早いなあと感心しつつ、牛丼を食べてみる。味はすき家の方が好みな気がした。
とは言え、美味しいのは事実。黙々と食べ進めていると前の方から視線を感じた。何だろうと顔を上げると、小さな男の子がこちらを見ているのに気がついた。
そこで僕は察してしまった。
今自分はマクドナルドでハッピーセットを食べているような状態なのではないかと。
普段吉野家などに行かないものだから、うっかりしていた。完全にやらかしたと思った。
僕は子供なんじゃなくてただのポケモンのファンなんだと、自分に言い聞かせながら恥ずかしさを堪える。
そんな思いをしたのだから、きっといいキャラクターを引き当てるに違いない!とフィギュアの袋を開けるとヒコザルだった。
ピカチュウ、ポッチャマ、イーブイを狙っていたのになぜヒコザル!
別にヒコザルというポケモンが嫌いなわけじゃない。ただ、昔からポケモンのフィギュアがランダムに入っている玩具菓子でヒコザルを引き当てていたので、もう嫌だと思っただけだ。
コラボ第二弾が始まり、ラインナップも一新されたのでまたチャレンジしたい。
なお、そのヒコザルはテレビの前に飾っている。
さらに初めて繋がりだが、ウーバーイーツも初めて頼んでみた。
今までは、配送料がそこそこ高付くと聞いていたので大学生が使うものじゃないなと思っていたが、いざ調べてみると配送料金は100〜200円。しかも登録してから最初の一ヶ月は一定の金額以上買えば配送料無料とのこと。
ちょうど塩気のあるフライドポテトを食べたい欲求に駆られていたのでマクドナルドを注文。久しぶりのマクドナルドだったが、職場贔屓なく自分はモスバーガーのフライドポテトの方が美味しいなと思った。細めが好きか太めが好きかの違いかもしれない。
ウーバーイーツの感想としては、サービス料金は一割取られるが、それだけで自分が店に赴かなくていい快適さは素晴らしいなと感じた。これから利用することが増えると思う。いい時代になったもんだ。
最後に告知、趣味から少し外れたプライベートのイベントで書いた新作短編「君を迎えに」を明日からカクヨム、noteにて連載する。ジャンルは純文学。テーマはインスタグラムのストーリーで募り、「きゅうり」と「しがないサラリーマン」を採用。そこから書いたのが冒頭部分の話であり、その後のお話は続きとして書いたものである。
特にあらすじを書く必要はない。独り立ちした男が久しぶりに地元に帰ってくるだけの話だ。
ただ、このお話をこの時期に公開することに少しだけ抵抗がある。
大学一年生が晩夏に里帰りの話を公開。
「こいつ、実家の暖かさをこの夏に感じたな」
と思われたくない。心底思われたくない。
この記事を読んでくださった方だけでも、それを知った上で読んでいただきたいと思う。
タイトル写真はスターバックスの焼き芋フラペチーノを飲んだ時のものである。縦写真しかなかったから入り切らなかった。
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