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【宣伝】新作小説『模範怪盗』連載開始

 「10代最後の一年をどう過ごすか」という記事にて、今年発表したいと目標を掲げた小説が6本あります。その内の一本、『模範怪盗』がようやく連載開始します。

 添付画像にも書いてある通り、昨年の夏公演のために書き下ろした脚本のセルフノベライズとなっています。

 あらすじはこちら。

 宍戸裕次郎は模範解答盗みの常習犯。巧みな盗みで二年間バレることなく、学年一位に君臨し続けていた。しかし三年生になった春、解答を探すために先生の机を漁っている様子を新人の汐崎先生に見られ、弱みを握られてしまう。そして、学校内に泥棒がいるという噂が流れ出す始末。宍戸にとって絶体絶命のピンチだった。しかし、元々地頭の良い宍戸はその頭脳を用いてピンチを回避しようと試みる。果たしてその先に待っていた衝撃の事実とは?

 舞台作品ということもあり、『コンフィデンスマンJP』『ルパン三世』を参考にコメディに初挑戦した作品でもあります。決して得意なジャンルではなかったので、当時、執筆には中々苦労しました。今回小説版を書くに当たっても、ノベライズにありがちな地の文の薄さの壁に打ち当たりました。それでも、ストーリーの追加をするなどして工夫し、完成に漕ぎ着けることができました。僕を成長させてくれた大切な作品です。

 『模範怪盗』は先述したに作品をお手本に書いたものですが、完成したものを読み返すと、『怪盗探偵・山猫』も自分の根底にあるのだな、と感じています。そのくらい大どんでん返しがラストに待っています!

 また、久々にメインビジュアルを描き下ろしました。公演のポスターは満足のいく仕上がりにできなかったので、ここでリベンジできて良かったなと思います。

 それでは全12話で贈る、新感覚怪盗物語をどうぞ!

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