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snowmoon_1999
2021年10月15日 18:46
足が地面に沈み込む夜。足下に影をつくらない星月夜。熱のこもったからだが世界でたったひとりの(わたし)という存在。「もしもし、 今日見た夢の話を聞いて。」町。灯りも人の気配もなくて、いつもの地面も不確かで、滑るように流れるように辿り着いたあなたの家の前。そこに、月が光る。最上階の角部屋。私の心の拠り所。この世界でたったひとつの光をじっと見上げていた