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あとがき(夢から覚めた夏、)

小説は一日前の記事なので是非是非読んで下さい。

 今回の小説は『夏の夢』ってテーマで書いて見ました。文芸サークル『 #青い傘 』でA4の紙を折り紙のように折って作る豆本制作という企画に寄稿します。4人の作家で作るので一人当たり使える文字数がギュッとしました。

 このテーマでは、夏の夢という言葉から突飛ながらも掴めないような事にしようと、自分がしたい事を思い浮かべるところから考え始めました。
 僕は海に行きたいなーと思ったんですね。
 ただそれだけでは小説にならなそうなので夢を膨らませました。
 僕はいい大人なのでいくつかの夢を叶えてきました。夢っていうのは叶えてしまった途端に過去になってしまうんですね。叶えたかった夢なのに味わう事もせず、何ならそれが夢だったことも忘れてしまう。叶えた夢が消えてしまうのを書きたいなぁと思いました。

 月で仕事しながら地球の海に潜りたい男や、火星で産んだ子供と地球でバカンスをしたい男を書こうとしたんですが、どうも500文字に収まりそうに無かったです。

 なので、今回の小説は最近流行りの宇宙旅行で女性目線で書こうと思いました。女の子は月なんて行きたいと思いませんし、地球で暮らしたい生き物ですもの。
 宇宙旅行に彼女を連れて行って浮かれてる夢見る男が今回のテーマの主役です。

 舞台設定は火星に行く方法まで考えて小説を書きました。月は重力が小さいので火星に物資を送る為の大型船は月で建造して出港するだろうなぁと思いました。月から脱出する燃料が少なくてすみますから。

 時代的には火星にはロボットで建築を始めてて、月には大気が出来ているくらいにはテラフォーミングが出来ている感じです。二酸化炭素を作るのに繁殖力の強いウサギを選んでます。

 火星からは帰るのが16年に1度(片道には270日以上)とかになりそうなので、今回はお手軽に行ける月からの帰りが舞台です。某流通会社の元社長と某女優さんの事も頭に浮かべたりもしましたが、ちょっとテンションが高くて夢に酔ってる男と現実的な女がモデルです。

 女の方はあんな事思ってるけれど地球に帰ったらうまく男の舵を取るんでしょうね(知らんけど)

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