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<ecbo×プログリット> 学生デザイナーのススメ

はじめまして。Neil(ニール)です!
先月大学を卒業し、今月から社会人になりました。

あっという間に過ぎ去った学生生活を振り返った時、自分を大きく成長させてくれた長期インターンシップの体験をアウトプットしたくなり、このnoteを書いています。

また、自分がスタートアップで得た経験や気づきを通して
もっと多くの学生に 「デザイナーとしてインターンする」 という選択肢を持っていただければと思っています。

自由に読んでいただきたいのですが、とりわけこんな方々に届けば嬉しいです…!

- デザインに興味があるけど、デザイナーになれるか不安(学生)
- 長期インターンシップのイメージを掴みたい(学生)
- インターン生のマインドを知りたい(企業)

(この記事はちょっと長めです。けっこう端折ってるのですが、熱を込めていたらこんな長さに…😅)

そこで最初に要点をまとめると、インターンデザイナーにはこんなメリットがあると思います。

- 大学でデザインを学んでいなくても挑戦できる。しかもめっちゃ需要ある
- 幅広いスキルが身につく(様々な職種の就活で役立つ)
- 身近な人達に貢献できる

ちょっと都合良すぎないか?と思っちゃいますよね。でも、これからお伝えするストーリーを読めば納得していただけるはず。

それでは早速始めましょう。

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はじまり

2018年春。当時の僕はこんな学生だった。

- 法律を専攻する大学3年
- レストランでバイト
- やりたいこと、特になし

それでも、ちょっとした野望があった。

夏休みにシリコンバレーでインターンをすること

イーロン・マスクやスティーブ・ジョブスは憧れだし、これ以上にカッコいい夏の過ごし方はない。

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↑ イメージ図

意気揚々と情報収集をしていたある日、「シリコンバレーでインターンしたい学生さんへ」という記事を見つけた。

これが上杉周作さんとの出会いだった。
彼はシリコンバレーでデザイナー・エンジニア経験があり、最近ではFACTFULNESSの和訳者としても活躍されている、すごい方だ。(ブログは素敵な記事ばかりなので、ぜひご一読ください…!)

エンジニアでもなく、アメリカの就労ビザも持っていない僕は上杉さんの意見を聞き、シリコンバレーでのインターンを諦めた。

だが、思わぬ発見もあった。

実はこの記事には上杉さんの履歴書が載っている。本文ではあまり触れられていないが、大学での専攻は "HCI" と書いてある。

知らない言葉だったので調べてみると驚いた。

HCI (Human-Computer Interaction)
人とコンピュータの関わり合いや相互作用。人の心理的身体的特性、コンピュータ技術、社会環境などの関係を複合的に扱い、人がコンピュータをよりよく利用するためにはどのようなデザインが望ましいかを研究する分野
出典:ソシオメディア

これは自分の興味そのものだ!

思い出せば高校はパソコンやiPadが必須で、テクノロジーは「生活の中に当たり前にあるもの」だったし、大学に入ってからもプレゼンは大好きだ。情報をデザインすることに通じているかもしれない。

人間のほうにも関心があった。テクノロジーは人間に使われてこそ意味がある。ヒトとテクノロジーをより効果的につなぐことができたら、と考えるだけでワクワクする。

普段ならこれで終わるのだが、今回は違った。

ジョージア工科大(コンピューターサイエンスではスタンフォード大と並ぶ名門)が提供する無料のオンラインコースを受講。

「UI(ユーザーインターフェイス)」や「UX(ユーザー体験)」という言葉も知り、自分の手で何か作ってみたいという気持ちが芽生えた。

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↑ 楽しくて内容の濃いコース

その後バイト先のメルマガなどを担当させてもらうものの、
アプリを作りたい気持ちから、とうとうスタートアップでインターンすることを決めた。

ecboにジョイン

季節は夏に入り、Wantedleyでインターンを探し始める。

「未経験者歓迎」の文字を頼りに、2、3社話を聞いてみたが採用には至らず。スキルも経験もない自分はデザイナーになれないのか?と落ち込んだ。

それでも懲りずにフィードを見ていると…

ecbo株式会社|世界で勝負したいUI/UXデザイナー募集!

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↑ CEOのコナンさん(右)とCCOのけんさん(左)。ふたりともファウンダー

なんかイケてる…!と思わずクリックした。 

私たちは、荷物預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」を運営しています。

ユーザーはスマホ予約でかんたんに近くのカフェや郵便局などに預けることができ、店舗オーナーは空きスペースを収益・集客につなげることができます。

「モノの所有を、自由に。」をビジョンに掲げ、世界で通用するプラットフォームを一緒に作りませんか?
(文章はイメージです)

世界を相手にした魅力的な世界観、斬新なサービス。「今すぐ一緒に働きたい」を瞬時に押した。
その後友達に「(良い意味で)ヤバい会社がある!」と興奮しながら話した記憶がある。

面談ではがむしゃらに自分のやる気や拙い作品をアピールし、ファウンダーの一人でCCOのけんさんに拾ってもらった。ここから生活が急激に変わっていく。

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↑ 合格の知らせをもらって、ガチでこんな感じのガッツポーズをした

デザイナーとして始動

インターン場所が決まり、順風満帆…にいくほど人生は甘くない。

自分のスキルはこの2つだけ。

- ちょっとしたSketch
- ちょっとしたHTML5/CSS3

ポケモンでいうとコイキングくらいの能力だ。何もできないに等しい🐟

しかも当時はけんさん中心にアプリのデザインが進められていて、

主に任せてもらったのはチラシやポスターなどの販促物だった(ちなみに当初デザイナーはけんさんと僕だけでした。その後イラストの天才ティファニーさんがジョインします)。

紙のデザインは全くの未経験だったので、
当然「CMYK?」「カラープロファイルって?」という残念なことになる。

それでも教わりながら、学びながらなんとか博多の地下鉄に掲載されるポスターなどを作っていった。

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↑ インターン仲間のまたきくんの働きでなんばマルイにポスターが貼られた図

初期の仕事で思い入れが深いのは、オウンドメディアのecbonist (エクボニスト)」だ。

編集長のなこさん達と協力しながら、サイト外観からロゴまで携わらせてもらった。Wordpressのテンプレをカスタマイズする際にはちょっとしたコーディング経験が活きた。

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↑ ecboで働く人達の魅力や、モノがあふれる現代をスマートに生きるコツ満載のメディアです

ありきたりな言葉だが、
何かにここまで打ち込むのは初めてで、毎日が刺激的だったことを覚えている。

開発チームに

夏休みはあっという間に過ぎ、気づけば12月手前。会社の雰囲気にも慣れてきたし、念願のアプリ開発に絡む方法はないだろうか…?

そう思っていた時、こんなアイデアが浮かんだ。
「開発中のアプリを一般の人に触ってもらおう!例のオンラインコースはユーザーの声を聞くときのイロハもカバーしてるし、いけるやろ!🤔」

早速開発チーム(デザイナー+エンジニア)の皆さんに相談すると、前向きな反応が。自分が主導してユーザビリティテストを始めることになった。(このへんの話は改めて記事を書こうかなと思います)

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↑ カフェでアプリを触ってもらう

その後はスクラム開発導入で輪読会をしたり、各種機能の開発を行ったり、結婚式に呼んでもらったり…チームの皆さんには本当にお世話になった。(皆さん本当にカッコいい大人達で、一緒に働くことができて幸運でした!)

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↑ オフィスには手作りのスクラムボードがあった。何者かの犯行によって付箋が散乱していたときの図

個人ワークとしても、採用情報ページを担当させてもらうなど、任せてもらう仕事の幅が広がっていった。

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↑ 毎月のTGIFやインターン会も本当に楽しかった。単なる仕事仲間以上の関係!

就活

ecboジョインから1年ほどが経った2019年夏。

インターン生活が楽しいあまり進路をしっかり考えていなかった大学4年生は、急に不安になってきた。

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↑ これでいい…のか?

社内外の人に相談すると、概ね「就活はしたほうが良い」という答えが返ってくる。たしかに、これまで自分は他の世界にあまり目を向けていなかった。

「しっかり色々な選択肢を見極めて、納得した道に進もう」と考え、就活を始めることにした。

デザイナーという職種にもこだわらなかった。
デザインは好きだけど、もっとビジネス寄りの経験も積んで、将来は自分で会社を起こしてみたい。

グローバルな環境を求めて、外資企業の営業を中心に、コンサルなども応募してみる。実のところ、自分の経歴がどのように評価されるかは未知数だった。

みんな「どうしてデザイナーを続けないの?営業の仕事をできるの?」と単刀直入に聞いてくる。ごもっともな意見だ。

考えると、デザインをするうちにこんなことが得意になったことに気づく。

- 人やシステムが持つ問題を見つけ、解決策を提示する(日々のデザイン業務)
- 顧客とコミュニケーションを取る(インタビューなど)
- チームで働く(開発チーム)


加えて「UXデザイン」はかなり効果的な差別化要因になった。多くの企業が社をあげて顧客体験向上を掲げているので、特に外資の幹部の方々が興味を示してくれた。

デザイナーとしての評価も聞きたくなり、某日系企業のデザイナー枠にも応募した。(外資はどうしてもヘッドクオーターにデザイン組織があり、日本の大学生が入り込むには門が狭すぎました)

美大生でなければデザイン学科でもない僕は、単純な画面作成では一番を取れないかもしれない。

しかし実践で鍛えた能力や、法律やビジネス、英語力など引き出しの多さでは勝負ができると考え、丁寧にコミュニケーションを取った。

その後、この企業からも内定をいただいた。

また、エクボクロークのアプリは好評を得て、App Storeの「今日のアプリ」やGoogle Playの「ベストオブ2019 隠れた名作部門大賞」に選ばれた。

自分の貢献は本当に少ないが、それでも最高の気分だった!

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↑ 生意気ながら、開発チームに混ざって受賞パーティーに参加させていただいた…!前日に階段から落ち捻挫したが強行突破

二つめのインターンシップ

もう一つ、非常にお世話になった企業がある。

英語コーチングサービスを提供する、株式会社プログリット。

「世界で自由に活躍できる人を増やす」 というビジョンと、最初にお話しさせていただいた副社長のしゅんたさん達の人柄に惹かれ、2019年12月ごろから3ヶ月ほどデザインをお手伝いした。

ecboよりも大きな組織だったが、皆さんフレンドリーでエネルギッシュな方々ばかりで楽しく働くことができた。

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↑ インターン仲間たち。みんな個性的で楽しい!

こちらでは英語コンサルタントや生徒の方々が使うアプリをほぼ一から作る刺激的なプロジェクトを担当。

PMのちゅうさん達の協力を得ながら、大きな裁量でUI/UXに向き合えたので、
画面作りやプロジェクト進行全般のノウハウを短期間で集中的にゲットできた。

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↑ 最終出社日😭ちゅうさんに餞別をいただいた!

アプリの実用化が今から楽しみだ。

進路決定と卒業

ついに迎えた2020年。大きな決断に迫られた。大学卒業後の進路をいい加減決めなければならない。

…選択肢は大きく4つ。

1. ecbo
2. プログリット
3. 外資旅行代理店のアカウント営業
4. 日系IT企業のコーポレートデザイナー

めちゃくちゃ悩んだ末に4を選んだ。
成長環境とグローバル性、社内での稀有なポジショニング…などを総合的に判断した結果だった。(これも詳しくは改めて書こうと思います)

自分でもデザイナーを続けることになったのは驚きだが、これが最善の選択だと考えている。

ecboとプログリットを卒業するのは、感謝と寂しさが混ざった複雑な感覚だ。4月からは新天地で新しい挑戦が待っている。お世話になった方々のためにも活躍したい。

密かな夢もあるので、その現実化も進めていこう。(つづく)

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最後に担当した、ecbo cloakトップページのアップデート。よりユーザーのニーズに寄り添った内容に。

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まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございました!めっちゃ嬉しいです。

この記事の冒頭で、メインテーマとしてインターンデザイナーのメリットを3つあげていました。覚えてないですよね😅

以下がまとめです。

1. 大学でデザインを学んでいなくてもできる。しかもめっちゃ需要ある

現在多くのスタートアップが慢性的なデザイナー不足に悩まされています。

そこで、インターンにも大きな需要があります。成長性を求められるため、中途採用よりもスキル的なハードルは低い傾向にあります。

僕自身も、ecboジョイン時には本格的なデザイナー経験はありませんでした。

しかし当然、なんの準備なしに始められるわけではありません。基本的なツールを触ってみたり、ウェブサイトやアプリを作ってみるのも良いでしょう。(コーディングはできたらでOK。)

そして、デザインへの情熱やジョインしたい会社への共感はもっと重要です!

これがなければほぼ100%面接で落ちますし、運良く合格しても楽しく働き続けることはできないのでは。

2. 幅広いスキルが身につく(様々な職種の就活に役立つ)

就活のくだりで書いた通り、デザイナーの経験は万能なスキルを育ててくれます。

もちろんデザイナーにも様々な種類があるので一概には言えませんが、課題解決やチームワークなどは共通項かもしれません。

しかもUXやシステム設計など、他のポジションでは中々得られない経験も多く得られるかも。
逆に強みとして前面に押し出していきましょう。

デザインは、どんなキャリア形成にも活きてくると思います。

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↑ 左が初期、右が最近のデザイン。ちょっとは成長したかな?
3. 身近な人達に貢献できる

デザイナーならではのポイントです。本文ではあまり書きませんでしたが、

父の会社のウェブサイトや友達と出たビジコンのスライドなど、インターンの仕事以外にも様々なことに挑戦できました!

知り合いのデザイナーの方々は、ご友人の結婚式のためにイラストを書いたり、エンジニアと協力してアプリを作ったり、思い思いの活動をしています。

モノを生み出せる。これはデザイナーの大きな強みです。

さいごに

この記事が少しでもデザインに興味を持つきっかけになったり、インターンシップ選びの参考になれば幸いです。

感想や質問などありましたら、ぜひコメントください。

↑ Twitterもやってます 🙌

自分がデザインへの興味に気づき、最終的にデザイナーとしてキャリアをスタートすることになったのは、多くの方々との出会いなしではあり得ませんでした。

記事に書ききれなかった貴重な経験や楽しい思い出も沢山あります。この場を借りて、皆さまにお礼を言わせていただきたいです。

本当にありがとうございました!
そして、これからもよろしくお願いします!!

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参考情報

1. 荷物預かりサービス「ecbo cloak」のアプリが誕生するまで

けんさんの視点でecbo cloakのアプリ制作秘話が綴られています。少人数でクオリティの高いモノづくりをするノウハウが詰まってます!

2. おすすめのデザイン入門書

はじめて買ったデザイン関係の本。
様々な「デザイン」が紹介されているので、自分の興味の方向性を探ることもできます。ノンデザイナーの方でも使える知識も満載!

3. おすすめのデザイン入門コース

文中でもご紹介した、ジョージア工科大学のオンラインコース。「ヒトとコンピュータ」に焦点を当て、UI/UXを体系的に学べます。
動画や面白い例題が多く、非常に楽しくわかりやすいのが特徴。それでいて、同大学では単位取得の対象になるほどしっかりしたコンテンツです。
動画はYouTubeなので、自動翻訳で日本語字幕も付けられますよ!

この記事を書いた人

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Neil(ニール)
ecbo (荷物預かりプラットフォーム) とプログリット (英語コーチング) でUI/UXデザイナーとしてインターン。現在はIT企業でデザイナー。 ハワイの高校。大学では法学を専攻。もともとはminiruとしてnoteを運営。

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