#13 THE・どんでん返し『方舟』(著:夕木春央)を読んだ感想【ネタバレなし】
夕木春央さんの『方舟』
2023年(第20回)本屋大賞ノミネート作品で、SNSや動画サイトなどでも話題になっている作品です。
※ネタバレはしないように感想をまとめました
あらすじ
感想
まさに「THE・どんでん返し」
クローズドサークルの本作。
それだけでも緊張感がありますが、さらに助かるためには誰か1人が犠牲にならなければならない、その1人を選ぶ必要がある。
この設定により、さらに緊張感が増しました。
物語が進む中でも「えっ?」という展開があり、どういった展開になっても驚かないようあらゆる可能性を想定。
それでも外れました。
(そんな簡単に当たったら話題にはなりませんよね(笑))
終盤の終盤。
思わず目が点になりました。
言えるのは、
綺麗すぎるほどのどんでん返し、凄い!
評判の通り衝撃だった
ただ賛否は分かれそう?
タイトルの本当の意味が分かり、怖さすら感じる
といった感じでしょうか。
あとは、僕はなぜか悲しさや悔しさもなぜか感じています。
(読んだ方で同じようになった方いますかね?)
また、本作では「命の価値」について考えさせられました。
家族や恋人がいる人は価値が高いのか?
逆にいない人は価値が低いのか?
人の命って平等にあるものなのか?
誰か1人が犠牲になる状況になったとき、僕はどのような判断をするだろうかを読みながら考えていました。
結局は誰かが犠牲になる以上、100%完璧な選択はないと思います。
それを考えると思わず胸が痛くなりました。
印象的なフレーズ
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