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ゲーム開発者目指すなら、たくさんゲームしたほうがいいよね?

 うん、そうだね。
 ゲームプランナーになろうというのであれば、様々なゲームをプレイしておくのは、とても大事だ。

 だけど、重要なポイントが3つ。
 簡単なことではないけれど、気を付けて貰えると、きっと将来の糧になると思う。

 ①自分の将来の夢を、勉強よりゲームをプレイする言い訳にしない
 ②自分の感情を客観視する
 ③作り手の意図を考えてみる


①自分の将来の夢を、勉強よりゲームをプレイする言い訳にしない 
 これについては、オッサンの説教臭い感じがしてるのは自覚してる。
 けど、言っておかないと。

 ゲームに熱中して時間を忘れるのは、ゲーム好きならよくあることだ。
 学生時代なんて、勉強なんかそっちのけで遊んだりね。
 実際、僕もそうだったし、それを全面的に否定するつもりはない。

 ただ、専門学校に入っても、ゲーム開発の知識を学ぶより、ゲームで遊ぶことを優先してしまう同級生はたくさん居た。
 彼らが卒業後どうなったかは知らないが、少なくとも同業者にはなっていない。

 もう一つ重要なのは、ゲームの知識だけに偏ると、考えるゲームのアイディアが、ただのコピーに近づいていってしまう。

 それは別に悪いことではないけれど、せっかくゲームプランナーを目指すのなら、誰も見たことが無いゲームを作ってみたくない?
 そのためには、デジタルゲーム以外の様々な娯楽に触れること、知識を蓄えることが必要になる。


②自分の感情を客観視する
 ゲームを遊んでいると、様々な感情が湧き上がってくる。
 達成感、解放感、爽快感……それにストレス。

 これらの感情は、そう感じるように設計されたものだ。
 ゲームクリエイターは、ゲームの体験を通して、ユーザーの感情をある程度コントロールしないといけない。

 だから、君は学ばないといけない
「どのような時に、どんなことが起こると、人はどんな感情を持つのか?」 

 いちばん手っ取り早いのは、君自身の感情の変化を知ることだ。
 だから、ゲームをプレイする時、自分の感情に動きがあったら客観視してみてほしい。
 「今、自分はなぜ、こんな気持ちになったのだろう?」って。


 そこに、人の感情を動かすためのヒントがあるはず。


③作り手の意図を考えてみる
 書いておいてなんだけど、これは非常に難しい。
 しかし②で書いたように、自分の感情の動きと、それがコントロールされたものだと理解できれば、あともう少し。

 「なんでこんな気持ちになったのか?」
 その理由を探していくと、ゲーム内の様々なところに、プレイヤーの感情を制御するための仕掛けがあることに気付けるはず。

 その仕掛けこそが、ゲームデザインにおけるノウハウの塊だ。

 たくさん見つけるほどに、いつか君の作りたいゲームを輝かせる宝になると思う。
 


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