ゲーム系の求人募集見ても、どんな仕事か全くわかんない……【前編】
ゲーム業界に異業種転職してみたくて求人票見てみた。
専門学校生で、学校に求人票来てたのでチェックしてみた。
けど、募集されてる職業が全く分からん。
これっていったい、何する仕事なの……?
今の自分のスキルで担当できる業務なの……?
そんな疑問にザックリと私見まみれで答えていこうというのが、このnoteの主旨だぞ。
まあ学生時代の僕個人の経験から来ることなんですけども。
プロデューサーとディレクターについては別にまとめているので、こっちを見てくだせい。
学生の求人に、PとかDの募集は無いと思うけどもね。
あと基本的にはプランナー系の業務メインの紹介になるぞ。
そう書くと、
「プランナー系ってどういうこと?」
と思われるかもしれない。
これから書く業種、その複数を兼任するのが、いわゆる「ゲームプランナー」と呼ばれる職業だからだ。
なので、ゲームプランナーを目指そうというのであれば、ここに書いてある全てを仕事として任される前提で考えておくと「いきなりムチャ言うな!」と慌てずにすむぞ。
まあ、覚悟していたとしても、ムチャ言うなって思うだろうけど。
割とジェネラリストになりがちなんですよ……ゲームプランナーは。
それじゃ書き出してみよう
■デバッガー/テスター/QAスタッフ
■スクリプター
■シナリオライター
■レベルデザイナー
■PM/進行管理
■その他
あれ、これ……。
ガチで書いたら結構長くなっちゃう気がするぞ……。
まあ、仕方ない。
それじゃあ、ザックリとまとめていこう。
■デバッガー/テスター/QAスタッフ
<デバッガー>
ゲームをプレイしてバグを探すお仕事だ。
ひたすらゲームをしたり、開発側から出てきた「こういうプレイ試してみてください」をやってみて、バグが起きたら報告するぞ。
玄人デバッガーになると「こういうゲームは、こういう操作するとバグりやすい」という経験則があるので、凄い勢いでバグを見つけたりする。
この領域になると、もはや職人技だ。
加えて、実際バグ報告をすると、開発側から「細かい発生条件を教えてくれ」と間違いなく言われるので、調査能力や、説明能力なんかも求められる。
「誰でもできる」といえば、まあそうなんだけども、だからこそ能力差が顕著に出る仕事とも言える。
「ゲームがどういう要素で作られているのか?」という部分にも詳しくなっていくので、ここで学んでプランナーにキャリアアップする人も一定数いるぞ。
<テスター>
これは本当に遊んで意見を言うのがメイン。
バグがあったら、教えてくれたら嬉しいけど、そこは期待されていない。
オープンβとかで公募しているプレイヤーも、このテスターに当たるので、仕事の求人とは違って幅広く募集していることが多い。
逆にいうと、ここからゲーム業界に入るのは、なかなかハードルが高いぞ。
<QAスタッフ>
QAというのはQuality Assurance(品質保証)の意味だ。
QAは大手会社が自社の中で部門として持っていることが多くて、チェック内容なども自社独自のガイドラインを用意してたりするぞ。
なので普通のデバッグよりも、ゲームの内容面に突っ込んだ指摘をすることになる。
プレイヤー視点でおかしなバランスである所の懸念や、差別表現や、宗教/倫理的観点で問題と思われる表現の指摘なんかね。
基本的にはデバッガーに近い仕事が求められるので、同様にプランナーへのキャリアアップの可能性もある。
■スクリプター
これは一言で説明するのが難しい役職なんだよね。
プランナーとプログラマーの中間のような業務をするのがスクリプターだ。
ゲームで実際に表示される表示物。
例えばシナリオのテキスト、キャラクターの3Dモデルやバストアップ、こういったものの表示や切替などの制御はスクリプターが行うことになる。
3D系のゲームではキャラ劇の時のカメラワークや、カット切替なんかもそうだね。
そういう意味で、スクリプターには映像演出能力が求められる。
一方でスクリプトは、簡易的なプログラム言語を使って、色々な表現を指定していくことになる。
このスクリプトは、開発環境によって様々だし、「そのゲーム専用のスクリプト」をプログラマーが作っていることも多々ある。
なので、スクリプターはプログラマー的なセンスも、ある程度は求められる。
※さすがに本職ほどではないし、業界未経験でも論理的な思考ができればなんとかなるレベルだけど。
こんな感じでそれなりに面倒な能力を求められる割に、ゲームの一番表面部分を担当することになるので、作業量もかなり多いパートだ。
そのため割といつでも人手不足なパートでもあるので、インターンやアルバイトが潜り込めるチャンスが多い。
かくいう僕もスクリプターでアルバイト採用されて、そのまま成り行きでシナリオなんかも担当する形で、最初のキャリアを得ることに成功したぞ。
なかなか大変なパートではあるけれど、ここからプランナーへのキャリアアップはかなり確度が高いので、チャンスがあればぜひ挑戦してもらいたいところ。
案の定長くなったので、前後編に分けようと思う……。
続きは後編で。
★このテーマで書いてます★
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?