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厄除け祈願に曹洞宗大本山總持寺参拝なのだが・・・ 20.06.07 09:00


總持寺の豆まきに参加したのはついこの間のことのハズなのに。

日本の節分は中国の春節と少しずれていて、今年は春節が1月25日で、節分は春分の日の前日、2月3日となった。
中国の春節の休暇で武漢から伝えられていたコロナ禍は世界中に散らばっていった。日本の節分では、まだその全貌は理解されていなくて、なんとなく中国の状況を見聞きする程度で、正直対岸の火事程度の扱いだった。


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実際、總持寺でも節分の豆巻きは普通に行われた。
鬼は外って言わない總持寺の節分会なのだが、福は内だけではなく、コロナ禍まで呼び込んでしまうとは。
巨大な堂宇で行われる豆まき行事は天候を気にすることがなくて良いのだけれども、これからは色々とそうも行かない社会状況となってしまった。

春節で世界中へと広がったコロナの魔の手は世界中を飲み込んだ。
日本だって対岸の火事とは笑っていられない状況となり、知事により不要不急の外出が自粛されるようになり、首相により緊急事態が宣言されるようになる。
オフィスへの出社もままならなくなり、不自由な生活を強いられるようになった。


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日本のコロナ禍による被害は世界に比べると割と軽症と言っていい程度に収束方向に向かって、4月の末にやっと緊急事態宣言が解除され、県をまたがなければ外出も自由にできるようになった。
それこそついこの間のことだ。

そうなるとどこかに出かけたくなるのは性分なので仕方がないのだが、そうなるとまずは掃除時に行かなければならないのではと思うのは、そんな経緯からの思いなわけです。

コロナ禍の中、花火の打ち上げにも敷地を提供していた道東州大本山總持寺。
暫く境内への立ち入りも感染防止で閉鎖されていたのだけれども、やっと公開されたというので来ては見たのだが、決して全面的に公開されたわけではなかった。

一般の人がウロウロできるのは、広大な境内の手前部分まで。
百間廊下から先の總持寺の最も味のある部分は黄色いテープが張り巡らされて近づくなという威圧感。


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修行道場でも有る總持寺だから、訪れるときにはとっくに境内の生活は始まっていたからわからなかったが、百間廊下って戸締まりができるようになっていたのか。と改めて驚き。


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堂宇という堂宇には近づけない。
近所の人のための鶴見駅への近道程度に境内を公開しました。みたいな感じ。
まぁ、変な見物人が山程押し寄せて、雲水の修行の邪魔になる程度なら良いけれども(良くはないが)、クラスタが總持寺から出たとなったら何のための修行なのかわからない。



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境内がそんな感じなので、山門からいつもは行かない大梵鐘や三宝電、穴熊稲荷がある丘に上がってみた。


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普段は行かない場所に仕方なく足が向いて新しい発見をする。
コロナ禍も悪い面ばかりではないことは事実だ。


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そうか、こちらの丘はこんな事になっているのか。
稲荷神社は五穀豊穣の神様にして福の神。どうかコロナ禍がこれ以上被害をもたらしませんように。
總持寺の懐の深さを改めて実感させられた。



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