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甲州、武田信玄と桜散歩2Days 1日目その4 勝沼駅の甚六桜 21.04.03 11:20


今の勝沼ぶどう郷駅は、昭和の頃は勝沼駅と呼ばれていた。
急勾配上へ対応するスイッチバックの駅であったが、中央本線の高速化、技術の進歩でスイッチバックなしでの鉄道の運行が可能になり、昭和43年にスイッチバックは廃止され、平成5年に現在の勝沼ぶどう郷駅に改名された。


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そんな勝沼ぶどう郷駅の駅前には甚六桜公園がある。
甚六とは総領の甚六と呼ばれ、長男や長女の総称。近隣の農家の跡取りの会である甚六会の人々が慈しみ植えた桜が植えられている。


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勝沼のぶどう郷というくらいだから、葡萄で十分集客は可能だと思うが、葡萄のシーズンオフになにか・・・となった時に桜は丁度いい感じだったのだろう。
今こうして桜を楽しめていることに、地元の人達の苦労に感謝しないといけない。なにしろボリューム感がハンパないから。


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今年の桜は早い。それは甲州の勝沼でも同様で、すでに甚六桜は終わり気味だった。
見下ろす壮大な甲府盆地。これだけの高度を持ってしても桜のスピードには敵わなかったということか。
毎年訪れている甚六桜だけれども、横浜の桜が終わってすぐやって来れば大概満開だったはずなのに。


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終わり気味とは言え、終わったわけではない。
散る花びらの美しさも桜の楽しみの一つ。


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この桜を見ながら通勤通学で中央本線を利用する地元の人達って贅沢だよなぁ。不便は不便だろうが・・・。



入場券を買いホームに上ってみるのも毎年のこと。


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緩いカーブのホームの周りいっぱいに咲く桜の美しさ。
日本人であってよかったなぁ。この桜がシーズン中に割と気軽に見に来れる場所に住んでいる幸せ。
たまらなく贅沢だなぁ。


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今日も沢山の人が桜を楽しんでいる。
カメラマン、観光客、地元の人達。
それぞれにそれぞれの春が訪れている。
不思議とみんな楽しそうだ。



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