見出し画像

両国のクールダウンは浪花家本店の天然たい焼き・・・ 19.07.31 14:43

まいにち、まいにち、暑い日が続いてやになっちゃうよ。
そんな中訪れた両国で浪花家のたい焼きが食べられるらしい。
たい焼きの浪花家といえば麻布十番が有名だけれども両国の浪花屋は兄弟弟子だか姉妹弟子だかの関係になるらしい。

両国に用事があるといえば、写真プリントの紙屋か写真の額装屋が主な理由で、そんなにうろつくこともないので正直明るい方ではない。
でも麻布十番のたい焼き屋はおよげたいやきくん世代であるためよく知っている。うっすらとした皮に餡が絶妙。一匹づつ焼き上げる一丁焼きのたい焼きをマニアは天然物と呼ぶらしく、鉄板の熱気と共にガチャガチャと焼き上げる一丁焼きのたい焼きは見ているだけで楽しくなる。まして大量発注のときの鮮やかな焼きさばきはさすが職人と呼ばずにいられない。

同じものが両国で食べられるのか・・・。
聞くところによると麻布十番のたい焼きよりも若干餡が多めらしい。それは相撲の両国という土地に合わせたものなのか?

混雑を予想して、時間をずらして訪れた浪花家は平日のためか閑散としていた。
ガラガラと入口を開けて店内へ。店のテーブルでは店主と生命だか、火災だか、自動車だか保険の人が何やら密談をしている。
申し訳なさげに独りであることを告げると奥から出てきたおばちゃんがどうぞとのこと。保険の契約は続いている。

昼のランチタイムは終わったらしい。
おばちゃんに、たい焼き一匹と外のあまりの暑さのためかき氷を頼む。
保険の契約は続いている。

料金は先払いだそう。
先程のおばちゃんに料金を払うと、程なくたい焼きとかき氷を出してくれた。
保険の契約は続いている。

たい焼き・・・焼き置き・・・。
少し冷えたたい焼きは固くて残念なもの。
確かに餡は記憶の麻布十番よりも若干多いのかもしれないけれども・・・作り置きかい。
かき氷は流石にそんなわけには行かないので、かかった時間は氷を削った時間というわけか。

平日だし、オフタイムだし。
それは仕方がないことだろうけれども、期待していたぶん拍子抜け感が半端ない。

ガチャガチャも鉄板の熱気も、外気の温度のほうが高いのではの酷暑日より。
たい焼きもまずくはないし、仕方がないのは重々承知では有るのだが・・・。
見合って見合ってのたい焼きの申し訳無さそうな顔つき。
なんだかなぁが止まらない。毎日、毎日、嫌になるほど鉄板で焼かれたたい焼きが・・・食べたかったなぁ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?