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晩秋のGoTo沖縄9日目 コザ銀天街を歩く 20.11.28 09:50


沖縄9日目。
ゴザはミックスカルチャーの街と言われる。
ただ、コザという地名は存在しないらしい。復帰早々の昭和49年にコザ市と美里村が合併して沖縄市が生まれた。
今も存在感は拭えない基地の街で、沖縄の波乱の歴史の象徴的な街だ。


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コザ十字路。
バスしか公共の足のない地域。バス停のあるコザ十字路が街の中心かと思いきや、現在のコザの中心は基地前の通称ゲート通り。そのため十字路にある銀天街にはレトロな商店街という扱いになってしまっている。
今風のきれいな街並みよりも、いずれ無くなってしまいそうな街並みの刹那にひかれてしまう。


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印象としてのコザは暴動の街だ。
昭和45年まだアメリカ政権下、米兵のひき逃げに端を発したアメリカ施設に対する焼き討ち騒動。基地ではベトナム戦争用に隠し持っていた毒ガスが漏れ出す事件が起きるなど、街は荒れに荒れていた。
昭和45年はまだ日本ではなかったことに今更ながら驚かされる。


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落書きを見ていると荒れた街の印象が拭えない。
大変な時代を生き抜いた人たちが住む。観光客が口で言うのは簡単だけれども。


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どうしても特別な目で見てしまう。
一度行ってみたほうがいいですよと教えてくれたのは、たこ焼き居酒屋の雇われマスターだ。
確かに綺麗に飾られた他の観光地とは一線を画す。真実の沖縄が残っている気がする。


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今度沖縄本島に来ることがあったら、沖縄市に泊まりたいなぁ。どうせレンタカーで移動するのだから。
那覇には見られない沖縄の姿が見られる気がする。漂う淀んだ空気感。なんだかひかれる。



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