夏をあきらめきれなくて腰越散歩 法難会の龍口寺 21.09.12_13:40
腰越に来たらまずは日蓮法難龍口寺から参拝。
ちょうど9月11日から13日までの法難会の期間だった。
日蓮四大法難の一つ龍ノ口の法難の日だったのか。
その時、処刑場に連れて行かれる日蓮に、ぼたもちを捧げた桟敷の尼の言い伝えが有る常栄寺の坊さんが、数年前泥棒で捕まったことは忘れられない事件の一つ。きっと今日も何らかの法要が行われているのだろうけれども。
で、その処刑場の跡に立つのが龍口寺。
日蓮宗にとっては重要なお寺です。
法難会なのだけれども、今年はコロナの影響で法事のみ執り行われ、万灯錬行列や露天の出店は中止だとか。
通常なら露天まで出るのか・・・たまたま今日が巡り合っただけで、日蓮宗じゃないから知らなかった。
毎年なんとなく8月の末頃この辺りを夏の余韻を確かめながらウロウロはしているのだが、これからは9月の頭にやってきても良いかも知れない。
もっとも、法難会が休日と重なればの話だけれど。
龍口寺は湘南の丘の斜面地に立つお寺で、高台に登れば湘南の海が眺められ、江ノ島の風に当たりながら境内を散策でき、しかも、神奈川県には珍しく五重塔まで有るという、檀家でなくてもなかなかの観光名所。
ここの空気に浸っているだけで気持ちがいい。
お天気ならなお良いのだが、残念ながら今日は曇天小雨交じり。
潮風が厳しいから、木造とはいえ巨大な本堂や五重塔の痛みが激しいのが素人目にも見て取れる。
宗教施設だから、税金で修繕というわけにも行かないのだろうか?
申し訳ないから、ちょっと余分に20円のお賽銭を・・・。
いつまでも、この場所に鎮座していてもらいたい。
歴史を伝える腰越のランドマークですから。
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