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成田に来たら鰻でしょう、鰻といえば川豊でしょう 20.02.01 15:30

成田山新勝寺の参拝を終え、ついにというか、やっとというか、真の目的でもある鰻を食しに・・・。

JRの駅から続く成田山の参道は新勝寺に近づくにつれて鰻屋が軒を連ねる。
串うち3年、裂き8年、焼き一生といわれる鰻職人の修行なのだが、参道からはうなぎ屋の店内が見通せて、串うちの風景、裂きの風景、焼きの風景をそれぞれに眺めることができる。
参道に漂う鰻焼きの煙の引力は半端なく、空腹で訪れてしまうといつ煙につられてもおかしくない状況。もっとも、人気店ともなれば煙につられたとしても順番待ちですぐに食べられないところがつらいところ。

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今日は参道の老舗にして人気店の川豊で食べたのだが、ここはITが進んでいて、新勝寺への参拝前に順番待ちの整理券を受け取っておけば帰りに食べられるという進化系。その順番は携帯で確認もできる念の入れよう。大混雑の緩和にはこれくらいのシステム導入が必須かもしれない。

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川豊の整理券は番号が過ぎていればいつでも食べられる仕組みなので、参拝前に受け取っておけば帰るころにはとっくに順番は過ぎている仕組み。
でも、それでも食券性の注文やら席の空き待ちやらで結構待たされはするけれども、今着て整理券を受け取っている人たちよりはだいぶまし。
席の空き待ちを店内で待たされるのだが、食べているほうにすればせわしない。折角老舗の店構えなのだがこればかりはいただけない気がする。

とりあえず、席が空くのに15分くらい待たされたかな?店内の空いたテーブルに相席で着席。食券はすでに渡してあるので後は待つのみ。

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結構待った感じがしたが、やってきた上うな重と肝吸いがこちら。
串うち3年、裂き8年、焼き一生の修行の結果。
まさに旨そう。

ビールも頼もうかと思ったのだけれども、なんだか店全体がせわしないのでやめることにした。儲け損ねたね。

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店内は大混雑でせわしないけれどもウナギはさすがの味だ。
焼き一生の修行の職人が繰り出す鰻。これが数千円で食べるのはもう少し落ち着いて食べられるのなら文句はないところ。

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一生を修行にささげた職人の給料よりも、ぱっと出でグラビアアイドルなどを侍らかす口先IT業者のほうが何倍も給料を得ている日本の不条理。何も今感じなくてもいいとは思うが。

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鰻はうまいですわ。
この照り、この厚さ。歯ごたえ、そして、鰻のたれがしみ込んだ白飯。
日本人である幸せを感じるとき。

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鰻ってなんでこんなにうまいんだろう?
成田まで来ているっていう思い込みが山椒や消費税以上に味を引き立てているかもしれない。

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毎年のことながら、1年の始まり(もう2月だけれども)に成田の鰻で精をつける。そんな1年の過ごし方も悪くないかな。

さて、幸せに食べ終わったけれども、成田から横浜まで戻るのが大変なんだよなぁ。




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