増田セバスチャン「世界にひとつだけの「カワイイ」の見つけ方」を読んで
「HUGっと!プリキュア」に心癒されている。
女の子だってヒーローになれる!なんでもなれる!なんでもできる!
プリキュア達はそれぞれ胸に抱えたコンプレックスを友情と愛でもって力に変えて戦っている。
何より毎回食い入るように見つめてしまうのはプリキュアの変身の様子と色づかい。
普段はプリキュアの衣装のような格好をすることは全くないけれど、胸に刻んでおきたくてハグプリのスイングをリュックにつけてお守りにしている。
かわいくてカラフルで強い女の子はいつだって自分の憧れでヒーローだ。
増田セバスチャンの「世界にひとつだけの「カワイイ」の見つけ方」を読んだ。
著者のことはよく知らなくてきゃりーぱみゅぱみゅのMVを手がけた方で、もうもんのすごいカラフルなアーティストだという印象だった。
ぜひお名前でググってみてほしい。キッチュでポップで、強い。目がチカチカする。選ぶ人を選ぶ感じ。初めて見た人が入るのをためらうような、そんな世界観。
しかし本の内容は、誰でも共感できるというか、誰にも優しく寄り添っていてとても読みやすかった。
著者の生い立ちや原宿との出会い、自分の葛藤とコンプレックス、生きづらさからどう居場所を見つけたか。
自分なりの「カワイイ」の見つけ方。
中でもこの話が印象的だった。
目の前のことに100パーセントの力を注ぐ
生活は苦しいけれども、25歳の自分がそのときにやりたいことに注力しているのだから、それは無駄なんかではなく有効な自己投資をした言うべきだ。それでたとえ窮地に追い込まれたとしても、それはそれで仕方がない、むしろ本望じゃないかーーそれぐらいに考えていたのです。
そのかわり今やっていることに全力投球しなければ「明日はない」とも考えていました。妥協や出し惜しみをせず、目の前のことに持てる力を注ぐ。それは仕事におけるモットーとして当時から変わらず心がけてきたことです。それがやりたいことをやりたいときによって成就させるのに欠かせない条件だ、とも。
自分の能力や可能性に限界を設定しないで、もっといけるだろう、もっと面白くできるはずだと、なるべく自分ギリギリまで追い込む。時間が許す限りコミニケーションを重ねて情報集める。余力を体内に1滴も残さずに出し切る。なぜそうするのかと言えばひとつに「余力を残したらもう次はない」と考えるからです。
ひとつの仕事で力を出し切ると、同じような機会にもう一度は必ずめぐまれる。だが「この仕事はこの程度でいいだろう」などと自分に妥協したり、「次の機会に」と力の出し惜しみをしたりすると、その仕事は例外なく失敗に終わって次の機会もない。
したがってぼくはあらゆるチャンスは1回限りのものだと考えています。
わたしが最も苦手なことはまさに「全力投球すること」と「続けること」の二つだ。
先日実は#ミスid2019 に応募した。しかし、書類選考の時点で落とされた。理由は分かる。十分に自分をPRしていなかったからだ。
自殺者3万人を減らしたくて「この世に自分を好きな人を増やしたい」と考えていて、ライター、スナックのママもやりたい。
夢を与えたい。自分にはその素質がある。プリキュアやセーラームーンみたいにヒーローになれる素質が。だからわたしは有名にならなければいけない。
そう本気で思っているのに、いざ応募したら
自撮り載せるほどの可愛さもないし、エモい文章も書けないし、デブだから被写体もキツいし・・・
とどんどんネガティブな方にいってしまって、ロクにPRできなかった。「こいつなにオーディション受けてんの??」って笑われている声を勝手に脳内で作り上げてしまって怖気付いた。いつもこうだ。
オーディションでもなんでも、有名になれるのは自分をPRし続けた人だけ。だけど怖がってしまった。
だから増田セバスチャンの「目の前のことに100パーセントの力を注ぐ」はまさに自分の課題だ。
手帳に書き殴った。
自分も自分だけの色を見つけたい。
色をかき乱したい。
わたしも現在24歳で著書が6%DOKIDOKIをしていた年齢とほぼ同い年だ。
見つかるだろうか。
自分の色が。
人に反発しながら、枠にハマりたくないともがきながら。
中二病と呼ばれ、黒歴史と呼ばれ、恥をかき、やりたいことに100パーセントの力を注ぐ。
自分が納得するまでやって生きたい。
この本を読んで改めて決意した。
だってなんでもなれる!なんでもできる!プリキュアを身につけて、やって行く。やり続けよう。
ぜひみなさんも、「世界にひとつだけの「カワイイ」の見つけ方」読んで見てください。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?