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イタリア美軸の世界

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感性にひびくイタリア美軸には他にない魅力があります。D-N(旧デルタ)中心に個人的な主観のみのイタリア美軸偏愛を綴ります。
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2024年3月の記事一覧

色違いで同じモノを持つ意味は?

色違いで同じモノを持つ意味は?

みなさんは、同じデザインで違う色のものを買ってしまうことってありますか?私は幼少の頃より、そんな傾向があります。気に入ったら、懐が許す限り同じもので色違いを買う。そして使ってみる。すると、同じ形のはずなのに、身につけたり使っていたりすると自分の心の持ちようが違って感じられるのです。
それはあたかももう1つの分身のよう。心理学用語の『アルター・エゴ(もう1人の自分)』のように、自分自身を冷静に見直す

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エボナイトをめぐる偏愛 - 「手に吸い付く」独特の感触の万年筆たち

エボナイトをめぐる偏愛 - 「手に吸い付く」独特の感触の万年筆たち

今、万年筆が欧米で再び注目のアイテムになっている。コロナ禍で自分時間の見直しをはじめた人々が、自身が筆記する文字に唯一無二の価値を見いだし始めたようだ。
そんな彼らが注目しているのが古典的素材『エボナイト』だ。特に懐古主義の万年筆愛好家から高い評価を得ているエボナイト。実は私も両手の指では数えられないエボナイト軸の万年筆を所有している。人はエボナイト製万年筆を、なぜそれほど愛でてしまうのか。今日は

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