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#195 シャンプーは飛行機



髪の毛を触られるのは嫌いじゃない
でもシャンプーされるのは苦手

あのシャンプーがついた気持ち悪さと
あの体勢が辛い

ようやくシャンプーが流されるとき

飛行機で旅行に行って羽田空港に帰ってきた時の
感覚と似てると感じた


飛んでいる時の不安から解放され
そして慣れたネオンの街に戻ってこれた時の安堵感


これは私だけの感覚なのだろうか


共感して欲しいわけではないけれど
今日シャンプーをしてもらってる時にそんなことを感じたのである


担当の方は
わたしのその思いを知ってか知らぬか
シャンプーが早い
さささっと仕上げてくれる

これって
人によっては
「雑」だと捉えられそうだが
わたしにとってはこちらの方が心地よい


しかし
今日シャンプーをしてくれた方は
おそらくまだ若手
とてもとても丁寧で
ひとつひとつゆっくりと


正直内心「はよう、終わってくれ〜!」
なんて思ってしまうわたしのブラックな心

いや、有り難い
とてもとても有り難いのだ

それでも
わたしには
ゆったり丁寧なシャンプーではなくて
「雑」のような高速シャンプーが合っているのである


そう、結局何が言いたいかって


人によって物事を捉える感覚は違うので
良かれと思っていることが微妙だと捉えられてしまうこともあれば
逆に
「これって、、、」と思いそうなことが良さとして捉えられることもある


ということだ


それでも髪の毛をメンテナンスすることは
リセットリフレッシュされて
とても気分が良い

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