魔女の森のおひめさま8 #物語

おひめさまはいつも、ひどい事をされると、脳の中で変換をしました。
今は原始創生の時代。
この踏みつけられた頭と、ざりざりと音のする冷たい地面は、これから何かが生まれる前の、新しい試みなんだと。

これは現実ではあるが、今この瞬間は、学校の小林先生や、真理子の生きている現代日本ではないと。

これは宇宙の儀式で、地球人代表として、何かとてつもなく新しい試みの一部になれるんだと。
そう思うと、自分は、かわいそうでも、苦しくもなくなり、何か尊い犠牲者のような気持ちになり、生命を繋いでいけるぎがした。

まともな感覚ではないし、そんな絵空事は誰にも話してはいけないと知っていたが、そう思う、リアルにそれを願えば願うほど、それは明らかな現実味を帯びていた。

サポートありがとうございます。貴方のお気持ちにより、キャリアにお悩みのすべての方が感謝される事になるでしょう!貴方のサポートは社団法人 smile smile storyの皆さんの合意のもとに適切に使用されます。