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園長コラム『キッチンで非認知力UP!』

こんにちは、園長の野瀬です。
この園長コラムでは、日頃たくさんの保護者様と接する中で感じたことや、知ってほしいことなど、少しでもお子さまとそのご家族の皆様の力になれる情報を発信していきます!

今回は、お家でできる『非認知力』を育む取り組みについてご紹介します。

家事は非認知力を駆使している?!

セイバンスマイルこども園で育む能力として掲げている、『非認知力』。
保護者の方に、家できることはありますか?とよくご質問をいただきます。

『非認知力』と聞くと難しく考えがちですが、日々の行動は非認知力を駆使しているんです。

例えば、キッチンでこのようなことしていませんか?
夕食何にしようかな?と冷蔵庫をあけて、食材を確認。
これは賞味期限が近いから先に使ってしまおう。
19時の晩御飯に間に合うように下ごしらえをして、調理して盛り付け。

日々のルーティンなので無意識だと思いますが、時間内にお料理が完成するよう行動していませんか?
この様に、見通しを立て優先順位を決め行動することは、『非認知力』の様々な要素が含まれています。

キッチンは親子のスキンシップに最高な場所!

”見通しを立てて動く”というプロセスが、非認知力を育んでいます。
親御さんも、すぐにできるようになったわけではないですよね?何事も自分で経験することが重要です!

是非お休みの日にでも、お子さんと一緒に作業してみて下さい。
一緒に食材を確認し、レシピを考え役割分担してみましょう。もちろん片付けまでしますよ!

1歳の子どもには、何させれば?と思いますよね。
物が掴めるようになってきたら、ちぎって、さいて、こねてというところから挑戦してみてください。これらは当園の食育活動にも盛り込んでいる内容です。お子さんの成長に合わせて行ってみて下さいね。

食育で非認知力をアップしよう!

簡単な一つの作業でも、協調性、コミュニケーション力、社会性が高められる経験になります。
また”作る過程”では、考える力や手先の器用さ、創造力はもちろん、慣れてくるとアレンジ力もついてきます。
おもてなしをしたことで、作ってくれる人への感謝の気持ちが自然に育まれ、そして何よりも達成感を味わうことで次への意欲や自己肯定感アップにも繋がります。
最初はスムーズにできなくてタイムオーバーになるかもしれないですが、これも大事な経験です。

なかなか時間が取れない時は、おにぎりで十分ですよ。特別なことは必要ありません!
キッチンで楽しく親子の時間を過ごしながら、非認知力アップをしてみてくださいね!


【園長プロフィール】野瀨 直子
約20年間、公立保育所・私立保育園・私立幼稚園・認可外保育園の他、ニュージーランドの幼稚園に勤務。
各園で、モンテッソーリ教育や右脳教育などに関わる。
私生活では、大学生の息子と娘の二児の母。
▼取得資格
BYBS非認知能力コーチ・受験メンタルトレーナー
JADP認定メンタル心理カウンセラー
幼児心理アドバイザー・食育アドバイザー

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