テック全盛期、工学の歴史を学んでほしい
今年も学部1年生に「哲学」の講義が始まりました。
150人も受講してくれて、嬉しい反面、レポート採点の大変さが頭をよぎります。
それでも、全7回の講義を通じて、学生自らが自身の考えを明らかにしていくプロセスは、プロの方々とのお付き合いでは得られない喜びもあります。
先週は第2回でテーマは、その名も
「工学の環境史観」
でした。
西ヨーロッパのルネッサンス期から、科学が生まれ、工学が生まれていきます。それ以前の世界的な動きが重要です。
などなど。
ダ・ビンチ、ベーコン、ニュートンといった特殊な方々が、ある種、工学や近代の技術の礎を切り開いていきます。
そして、工学が大学といった場所で一般的に学ばれるようになるのが18世紀。フランスのエコール・ポリテクニークが代表例です。
そして、日本は、大政奉還、文明開化を迎える時期にその影響を受けます。帝国大学の工学寮は、先進の取り組みだったんですね。
その後の日本の産業化にも大きく関係してきます。
さらには、WW2での工学の拡大。原子力とコンピューターをうみだしたわけです。オッペンハイマー、そしてマンハッタン計画。
最後は、Googleのラリー・ペイジ、Amazonのジェフ・ベゾス、そしてイーロン・マスクの核心的な言葉で締めました。
そのうえで、私の考える「サステイナブル工学」の私案を提示しました。
レポートからは、モチベーションあふれる言葉たちで、相変わらず先生冥利です。
社会人向けに書籍化しないとな!、と忙しい中、背中を押された気がします。
もっと書こう文章を、noteで粘って、いよいよ本気を出すか。
「世界を変えるお金の使い方(Think the Earth Project編)」に基づいて100円単位~数万円単位でできること、50項目を実行し、その報告を記事にします。 「毎日使う100円玉にも世界を変える底力があります(P11)」 応援、ありがとうございます!!!!