夏休みのアウトドアと食中毒
2020年も8月に入りようやく関東も梅雨明けとなりました。
梅雨が明けた途端に連日の気温30℃越えですから、新型コロナウィルスと熱中症対策のどちらにも十分な注意と配慮が必要です。
特に体温の変化に気づきにくく、トイレが面倒だからと水分補給をためらう高齢者と、自身で体温管理が出来ない乳幼児には、家族や周囲の人の配慮がとても重要です。
水分補給と体温管理は、一定の時間経過ごとに行った方が安心・安全です。
子ども達も夏休みに入り、今週末から多くの企業などでもお盆休みに突入しますから、外出自粛傾向はあるものの、子どもや家族で出かける機会は少なからずあるでしょう。
海水浴場も今年は開かれないところが多いので、海での遊びも例年以上に注意が必要です。
海の家やライフガードなど監視員もいないのですから。
例年であれば常設の公衆トイレがある海水浴場近辺であれば、飲食・宿泊施設に公衆トイレなどがありますし、緊急時に助けを求める事も可能です。
アウトドアでなるべく人のいない所へ行くのも良いですが、ケガや野生動物との遭遇、天気の急変や落雷、河川の増水といった様々なリスクがある事を承知した上で楽しみましょう。
キャンプやアウトドア、オートキャンプや家のベランダでキャンプ気分を味わうベランピングなど、新たな消費スタイルが増えてきた事により、バーベキューなどで起きる食中毒
リスクも心配です。
衛生管理を徹底しているはずの入院・入所者に食事を提供する医療機関や介護施設でも、時に食中毒は起きてしまうのですから、食品・食材の管理と使用する調理器具等には管理監督者を任命してお目付け役をおくくらいの注意が必要です。
食中毒リスクに関しては自治体や保健所等から発信する情報を参考に。
例えば、黄色ブドウ球菌による食中毒の場合は、食材の加熱処理だけでは難しいという事は知っておいた方が良いでしょう。
参考資料:内閣府食品安全委員会“食中毒予防のポイント”参照
https://www.fsc.go.jp/sonota/e1_bbq_food_poisoning_e2.html
新型コロナウィルスのように未知のモノなら仕方ありませんが、食中毒の原因となる菌については既に知られているのに、それを知らなければ注意しようにも対策も立てられませんからね。
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