衛星データ活用で出来る事はたくさんある、けど敷居が高いので一般化されていない
元は衛星データの活用方法を相談した所から始まる
空き畑検索くん、というサービスをクローズドベータな形で開発を進めています。
このサービス、元を辿ると2020~2021年にかけて耕作放棄地とビニールハウスの検出が出来ないか?という所から開発を始めています。
最初からそういう目的で開発したわけでは無くて、元は「太陽光パネルが設置されている家を探し出したい」という話を相談しに行った所から始まっています。
そこから農業に関係する話として考えると、耕作放棄地の問題が大きくなっている、そこに注目したサービスを考えてみよう、という事でベータ版を開発してきました。
最近になって空き畑検索くんの過去のバージョン履歴を整備しました。
なので履歴を見ると分かるのですが、21年で一度開発がストップしたような形になっています。
元々資金難だったという事もありますが、今の会社を設立していく作業の中でどうしても後回しになってしまったというのか正直な所ですね。
せっかく作ったのに、上手く活用が出来ていない状態でして、それはそれでもったいないなぁ、という思いが自分の中でずっと残っていました。
意外と見落としがちな事
こういうサービスを開発する際に、よく勘違いをしてしまうのですが、最新の技術とか続々と出てくる事もあって、それに追随して更にサービスを発展させるのが良い、と思いこむ事があります。
しかし実際にユーザーの声を聞くと、ユーザーが求めているのはもっと簡単な事を簡単にやりたい、という事の方が多かったりします。
その点を見落としがちなんですよね。
弊社でも衛星データ事業を進めて行く上で、耕作放棄地をより精度良く検出したい、とか、ビニールハウスの検出精度を上げたい、という事に突き進んでいました。
しかし、衛星データで出来る事はそれだけに限られてはいません。
様々な事に使われるポテンシャルを秘めています。
しかし、なかなか一般化していっていない、いつまで経っても黎明期チックな限られた人にしか使われていないのではないでしょうか。
問題は手軽さに欠けている事ではないか
最近になって、問題なのは「そのポテンシャルを簡単に使う事が出来ない」という事ではないか、と思い始めてきました。
確かに、自分が衛星データ事業をやろうと思い立ち、実際に手を動かしてみると、何と言うか「独特」のデータのやりとり感な所がありました。
(ずっと開発にはまっていくと忘れて行ってしまうんですが)
今でも、目的のデータを得るために辿るプロセスが多すぎるのでは?と思っています。
なので、耕作放棄地検出やビニールハウス検出の開発も進めて行くのですが、それと並行して衛星データで農業に貢献出来る事、一般化を進めて行くのが良いのかな、と思うようになりました。
具体的には各種解析データを手軽に閲覧が出来るサービスとかですね。
今その事に取り掛かっていまして、サービスの骨格が出来たらまたお伝えできるかと思います。
と言う訳で、地図や衛星データの情報をまとめるべくnoteのマガジンを作りました!
私が共同代表を務めているGREEN OFFSHOREでは農業向けのIoTサービスを展開しています。
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