やっぱり"本"が好き(電子書籍について思う事)
I LOVE BOOK
いまだに電子書籍に慣れない自分がいたりします。
雑誌なんかは、Kindleで読んだりするんですけどね、小説は、やっぱり紙の本で読みたくなるんです。
何でだろうと思いつつも
俵万智さんと息子さんのやりとりに納得してしまいます。
電子書籍について、息子に説明をした。
「便利だね!でもオレは、コロコロコミックをめくる時、顔に感じる風が好きなんだよなー」
私も、息子さんと似ていて、本の感触にこだわりがあって、残りページを指に感じながら読んでいくのが好きみたいなのです。
ただ、絶版とかのことを考えると、書籍の電子化はとても大事なことだとも思っているのです。
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昔読んだ、あの作品が読みたいな~と思って、検索してみると絶版になっていて、なんか寂しくなることってありませんか?
自分は、海外ミステリーやSFが好きなんですが、翻訳ものって、契約上の問題もあるのか、けっこう、絶版になってるんですよね。
一例をあげると、80年代終盤から90年代にサイバーパンク・ブームを巻き起こした、ウイリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』というSF小説についてです。
けっこう著名な作品なのですが、実は『ニューロマンサー』は3部作の第1部なのに、第2部の『カウント・ゼロ』や第3部の『モナリザ・オーヴァードライヴ』は絶版の期間があったんです。
なので、新しい読者が続編を読むためには、図書館で借りるか、中古本を探すしかなかったのです。
まあ、図書館に蔵書されていれば問題ないのですが、実際、私の通っている図書館では、欠損(第3部はあるのに、2部がない!)していて、仕方なく中古本を検索して見ると、プレミア付の高額商品になってたりすることもあるんですよね。
2~3年前に、無事、kindle化されたのですが、恐らく、10~15年ぐらいは途絶してたのではないかと思います。
第1部が面白かったのに、続編が読めないなんて、悲しいことだと思いませんか? そうならないためにも電子書籍化は大事だと思うのです。
その昔、書籍カバーにISBN番号のバーコードが印刷され始めた時代、かなりの翻訳ものがひっそりと絶版になっていった記憶があります。
その時は、あまり気にしてなかったのですが、数十年経ってみると、失われたものの大きさを感じてしまうのです。
もちろん、電子書籍化と、版権の問題は別なので、絶版が無くなることは難しいのかもしれませんが、それでも電子でテキスト化されていれば再利用は可能だし、図書館で電子書籍の蔵書が増えていけば、本の劣化による欠損がなくなるので、未来の読者にとって、いいことだと思うのです。
そう考えると、電子書籍にも慣れていかなきゃね、と、思うんですけどね、、、皆さんはどうなんでしょう?、私は今日も本を手に取っていたりします。
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