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本当の二大スター共演映画

Two big stars


    二大スターの共演と聞くと、何かお得感があって、ワクワクするのですが、実際に観てみると、片方がちょい役だったりして、ガッかりすることもありますよね。
 また、共演してる二人が ”大” スターではない普通のスターであったり、ジャンルや世代の違うスターであったりと、本当の意味での二大スター共演ではない場合も多いので、なんだか肩透かしをくらったみたいになることがありませんか?。

 そんな皆さんのために、本当の「二大スター共演映画」にスポットを当てて、紹介してみます。


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二大スター共演映画の定義

 まず、独断と偏見が入りますが、「二大スターの共演映画の定義」を以下のように考えます。

①出演時、二人とも主役級の ”大” スターであること(独断と偏見)
②二人のジャンルや世代が近いこと(独断と偏見)
③映画の中で二人が同格の役柄であること
④バランスのいい作品であること(独断と偏見)

 ③以外は、全て独断と偏見になってしまいました。

 ②の定義はどうでしょう、新旧二大スターなんて書かれてる時は、ここに該当するかもしれません。
 例えば、『スパイ・ゲーム』という映画では、ブラッド・ピットとロバート・レッドフォードが共演してるのですが、雰囲気の近い2人ではあるものの、世代が違うので、二大スター共演映画の定義には入らないと考えています。

 また、男女の二大スターや、コメディスターとアクションスターの共演なんかはけっこうあるので、あくまで同ジャンルの人物で限定したいと思いますので悪しからずです。



ちょっと惜しい二大スター共演映画

 まずは、惜しい!作品から紹介します。

『大脱出』(Escape Plan : 2013) 
 主演 シルヴェスター・スタローン
    アーノルド・シュワルツェネッガー

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(予告編)

 シルヴェスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーの共演なんて、夢のような映画ですよね。
 『エクスペンダブルズ』でも共演していましたが、この作品ではW主演ですから、ランボーとターミネーターの共演のような感じです。

 ただ、惜しいのは、二人とも年齢を取りすぎ!
 せめて、あと15年若ければ、伝説の共演映画になったと思いますが、お、惜しいところです!


『明日に向かって撃て!』
 (Butch Cassidy and the Sundance Kid : 1969)
 主演 ポール・ニューマン
    ロバート・レッドフォード

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(予告編)

 ちょっと昔の作品ですが、アメリカン・ニューシネマの傑作と言われた西部劇です。ラストシーンと主題歌が有名ですよね。

 この映画はポール・ニューマンとロバート・レッドフォードのW主演でありますが、惜しいかな、当時、レッドフォードは無名の役者であり、本作をステップにスターになっていったのです。

 だったら、後年、同じ二人が主演した『スティング』は? と、なりますが、今回は、関係性は変わらないと判断しました。お、惜しい!(両作ともアカデミー賞作品ですからね、名作には間違いないです。)


『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』(Year of the Dragon : 1985)
 主演 ミッキー・ローク
    ジョン・ローン

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 マイケル・チミノ監督作ですね。ミッキー・ロークとジョン・ローンという、綺麗な男二人の宿命の対決!みたいな感じで、最後の対決も含めてかっこよかったです。

 でも、残念なことに、この当時、人気が出てきた二人なんですが、 "大" スターとは言えないので、惜しい作品入り決定です。
 この後、ミッキー・ロークは『ナイン・ハーフ』、ジョン・ローンは『ラスト・エンペラー』で、さらにステップ・アップしていったのでした。



本当の二大スター共演映画

 いよいよ、私の独断と偏見で選ぶ「本当の二大スター共演映画」として、3作品を紹介します。

 まず最初の作品は
『タワーリング・インフェルノ』(The Towering Inferno : 1974)
 主演 スティーブ・マックイーン
    ポール・ニューマン

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(予告編)

 高層ビル火災を題材にした、スティーブ・マックイーンとポール・ニューマンの夢の競演。
 THE 二大スター共演映画!って感じがしませんか?
 自分にとって、これぞと言いたくなる映画です。
 まあ、古いんですが、今、観てもよくできてるし、消防隊のマックイーンは外側から、ビル設計者のニューマンは内側から、互いが協力しながら困難を乗り越えていく姿がかっこよかったのです。

 また、この二大スターの共演は、初めて大手映画会社「ワーナー・ブラザース」と「20世紀フォックス」が共同で製作・配給した作品であるからこそ実現したものでした。
 そういう意味でも歴史的な作品であることは間違いないのです。


 次の作品は
『ヒート』(Heat : 1995)
 主演 アル・パチーノ
    ロバート・デ・ニーロ

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(予告編)

 マイケル・マン監督作品で、アル・パチーノがLA市警察、ロバート・デ・ニーロが強盗団のリーダーを演じ、対決した一作。
 くせのあるマフィアを演じてきた二人の激突が楽しい映画なのですが、なんか画面では一緒になることが少なくて、すこし残念なとこもあるんですよね.......。ただ、この作品を外すことはできませんでした。

 この二人、実は共演はこの作品が初めてじゃないんですよね。
 詳しくは後の項で触れていきたいと思います。


 最後は
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
 (Once Upon a Time in Hollywood : 2019)

 主演 レオナルド・ディカプリオ
    ブラッド・ピット

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(予告編)

 "レオ様"ことレオナルド・ディカプリオと、"ブラピ"ことブラッド・ピットの初共演作! この夢の共演は、二人をそれぞれ主役とした作品を撮ってきたクエンティン・タランティーノだから為しえたことだと思います。
 作品の方も、二人のバランスが絶妙で、どちらかがかっこ良過ぎたりすることなく、ムチャクチャ面白かったです。

 この作品で、ブラッド・ピットがアカデミー賞の助演男優賞をもらっていますが、ディカプリオの演技も凄かったですよね、あらためていい俳優さんだと思いましたね。
 ただ、その二人よりも、マーゴット・ロビーが可愛すぎましたけどね。

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 ということで、以上3作を「本当の二大スター共演映画」としたいと思いますが、惜しくも次点とした作品も紹介します。

 

 ひとつは、ジャン・ポール・ベルモンドとアラン・ドロンの共演作『ボルサリーノ』( Borsalino : 1974)

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 たしかに『勝手にしやがれ』のベルモンドと、『太陽がいっぱい』のドロンという、同時期にスターになった二人の共演は豪華です。


 もうひとつは、ジャッキー・チェンとジェット・リーの共演作『ドラゴン・キングダム』( The Forbidden Kingdom : 2008)

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 若干、遅咲きであったジェット・リーですが、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明』の後、本当の意味でメジャーになったと思いました。そのリーが、ジャッキー・チェンと初共演をした本作は、カンフー映画の夢の競演でした!。はっきりいって、ストーリーは大したことないんですが、二人のアクションは美しかったです。
 できれば、全盛期の対決が観たかったです。


【番外編】

 趣向は違うんですが、ファンにとっては観てみたかった共演作というものが、こちらの二作。

フレディVSジェイソン』(Freddy vs. Jason : 2003)

エイリアンVSプレデター』(Alien vs. Predator : 2004)

 人気シリーズの怪物同士が対決するなんて、バカバカしいんだけど楽しさは隠せない!
 邦画で言うと『ゴジラ対○○○』の世界観なんですが、やっぱ観ちゃいますよね、つい、、、個人的には『エルム街の悪夢』『13日の金曜日』が合体した『フレディVSジェイソン』の方が面白かったです。
 



アル・パチーノとロバート・デ・ニーロ

 代表作がたくさん有る二人ですが、これまでの共演作は4作品です。
 『ゴッドファーザー PART II』1974
 『ヒート』1995
 『ボーダー』2008
 『アイリッシュマン』2019

 自分にとっては、若き二人が出演していた『ゴッドファーザー PART II』が思い出深いです。と、いっても、二人は別パートでの出演で、同じ画面に映ることはないため、共演といって良いかは微妙なとこなのです。

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 この作品の後も、二人は着々とキャリアを積んでいくんですが、この二人、よく比較されるんですよね。

 二人ともイタリア系だし、演技派で、マフィアやギャングなんかの犯罪系映画の出演が多いこともかぶっているので、比較されても仕方ないことなのかもしれません。

 そのせいか、不仲も噂されてたりしたのですが、『ヒート』で共演すると聞いて、かなり話題になったのを憶えています。

 また、2008年の『ボーダー』での再共演も話題になりましたが、警察のバディものとしては、二人ともいいお爺ちゃんになりすぎていて、アクションはちょっと辛い感じで、今ひとつだった印象です...

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 その後、もう、二人で主役はることなんて無いかな~と思っていましたが、マーティン・スコセッシ監督はやってくれました。
 『アイリッシュマン』、すごいですよね。

 監督や主要な出演者のほとんどが 70代だという映画なんで(ジョー・ペシも出演してますし、ハーヴェイ・カイテルもいたりします。)、これなら無理なくいけそうな感じがします。

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 Netflixは使ってないので、少し、待機中なのですが、大好きなスコセッシ監督の作品なんで、楽しみしている作品ですね。


最後に、この人の相手は誰がいい?

 たくさんの共演作品を紹介してきましたが、最後に、逆パターンとして、まだ共演はないけれど、同じ作品に出演して、二大スターと呼ばれるに相応しいのは誰か?ということを考えてみましょう。

 たとえば、一方の大スターをこの人

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 さわやかイケメンとして君臨するトム・クルーズ!

 皆さんは、トム・クルーズとの共演ならば、誰がふさわしいと思いますか?

 トム・クルーズはけっこう強いカードなんで、考えてみたんですけど、なかなかピタッとはいかないんですよね~。
 人気的にはジョニー・デップあたりとも考えてみたんですが、ちょっとジャンルが違う気もするので......

 

強いてあげるなら

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 キアヌ・リーブスあたりはどうでしょう。

 反論もあると思いますので、皆さんが考えるトム・クルーズの相手を教えてもらえると嬉しいです。


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