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【architecture】ラビットチェア

ラビットチェアをご存知だろうか
その名の通りウサギの形をした椅子である

この椅子は日本の建築家ユニットのSANAAが設計したものである
SANAAは妹島和世氏と西沢立衛氏が共同で設立した設計事務所で建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞している世界的な建築家だ

そんなSANAAの設計した椅子とあって人気も高い
背もたれがウサギの耳にデザインされており、材質などいくつか種類があるが、価格はどれもそれなりにする

この椅子であるが、実際にSANAAの建築に置かれていることがある

私が見たのは金沢21世紀美術館と芝浦のオフィスである

金沢ではいくつものラビットチェアが並べられている
まるでウサギが何匹も集まってきているようで楽しげである

芝浦のオフィスは街中に溶け込むようなガラス張りのオフィスで、私の中ではかなりオススメのSANAA建築のひとつである
写真がないのでこちらを見て頂きたい↓


これは私の感想なのだが、ラビットチェアの魅力はその『影』にあるのではないかと思っている
芝浦のオフィスでは他にも色々な形の椅子がデザインされているのであるが、その影が日の光を浴びて床や壁に、伸びたり縮んだり、あっちに行ったりこっちにいったりする様は行く度に様々な表情を見せてくれてまるで生き物のようである

影をデザインする椅子

これがラビットチェアのコンセプトなのではないかと思う

影をデザインするという発想は建築家ならではの家具デザインのようにも感じる
この空間に相応しい家具という面では建築と一体化した家具と言えるだろう

影のデザイン

まだまだ可能性がありそうだ‼︎

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