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アンゴラ&モザンビーク

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1990年代後半のアンゴラ共和国やモザンビーク共和国の様子や現地での経験、その後の変貌などをマガジンにまとめていきます。 ヘッダー画像は南部ウイラ州とナミベ州を結ぶいろは坂、否、… もっと読む
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2021年6月の記事一覧

見よ、このキンキラキンを!

まだまだアンゴラ話です。>苦笑 しかも、今日は吠えさせて頂きます。>爆! ***** アンゴラ共和国の首都ルアンダにそびえる このキンキラキンのビルは CHINA INTERNATIONAL FUND - CIFのものです。 全貌は、このとおり ↓ です。 ここで、まず手始めに 一吠え: 「CIF だなんて、貿易屋が混乱するような 頭文字語にするなっつうの!」 >笑 ***** な~んてことは置いといて~っと、 日本の JICA を含む各国の国際協力機関が

大きな蜘蛛と過ごした日々

モザンビークの田舎町でのことです。 実は私、いい歳こいて不良が直らない ヘビースモーカーなのですが、 ある時、 日本から到着して、 定宿の「定部屋」にチェックインして、 荷物から仕事道具とお土産を取り出して 事務所に向かい、 夕方帰宅して、 昼間はちらかしたままにした荷物を 定位置に片付け、 ホッとしたところで 一服しようかとベランダに出てみると、 動物園以外では見たこともない、 脚の先から対角線上の足の先までを測ったならば 20㎝ もあろうかという 黒く

大きな蜘蛛と過ごした日々(続き)

アフリカはモザンビークのホテルで 大きな大きな蜘蛛さんと 共同生活を始めた私ですが、 日を追う毎に お互い気心も知れてきて(笑) 蜘蛛さんは、夜明けとともにお出かけになり、 夕方帰宅するという、 非常に規則正しい生活を送っていらっしゃることも分かり、 煙草を吸うためにベランダに出る度に ちょっとした声掛けもするようになりました。 「あれっ、今日はちょっと遅かったんじゃない? あっ、私が早かったのか。笑」 「いやぁ、今日も暑かったね~。 昼間はどこか涼しいところに

大きな蜘蛛と過ごした日々(完)

「危害は加えない」 そう約束した蜘蛛さんの赤ちゃんを、 パニクっていたとはいえ、 踏みつぶしてしまった私...。・ ・ ・ 「私としたことが、なんてことを...!」 とっさに蜘蛛の巣に目をやると、 その一部始終を目撃してしまった蜘蛛母さんは、 明らかに動揺しており、 巣に留まったまま、おもむろに一歩後ずさりしました。 「ごめんなさい、ごめんなさい! 約束したのに。 あなたは約束を守ってくれたのに...!」 なんと謝っていいやら...、 しかも 謝ったところで、

マンデラ効果じゃあるまいな…

トップ画像は アンゴラ共和国の首都ルアンダにある Palácio de Ferro(【パラッスィウ・ドゥ・フェール】= 「鉄の館」) と呼ばれる建物です。 これは Wikipedia を見ても、 その他のポルトガル語のサイトを見ても、 といった内容になっています。 ***** ポルトガルの植民地時代には カルチャーセンターとして利用されていたこの建物ですが、 戦時中放置された結果、 終戦直後はこんな ↓ 無残な姿になっていました。 戦後、 ダイヤモンド会社の