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停滞期をどう乗り越える? ~19kg痩せた人食い鮫モルドールダイエット~

mangara(@mangara08)です。

じつはこのたび痩せまして、9ヵ月で88→69kgになりました。

そのとき「ダイエットだけでなく、学習など他の分野でも停滞期(プラトー)の乗り越え方が大切だなあ」と思ったのでちょっと書き留めておこうと思った次第です。

ダイエット法自体は毎日体重と食べたもの記録+ゆるめの炭水化物制限+運動というオーソドックスな物です。

1.成長曲線

まず、成長曲線をご存じでしょうか?

成長曲線とは、こんな感じのもので、

成長曲線

技術というのは投入した努力・時間に比例して伸びていくわけではなく、

停滞して急に伸びる、また停滞して伸びるを繰り返すというものです。

そしてこの停滞期をプラトー(高原)といいます。

なので、すぐ成果が出なくとも諦めないのが本当に大切なんですね。

ダイエットも減量期とそうでない期間があります。

この停滞期を乗り越えるというのは何事においてもまあ大変です。

だって成果が出ていないわけですから、そりゃやる気もおきません。

将棋の羽生善治さんも「10年とか20年、30年を同じ姿勢で同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている」とおっしゃっていますが、

そんな高いレベルの話でなく、またもっと短期間でも、

結果が出ない状態で努力し続けるのはしんどいことです。

2.オペラント条件付け

そこで、今回自分は見返りを自分からどんどん作るようにしていました。

・「痩せたね!」と褒めてくれる友人に会う

・体重が減ったら低糖質のおいしいものやお酒を買う

・入らなくなっていた服を着てみて痩せたのを実感する

さらに、運良くPS5が当たったので、

「ゲームはエアロバイクに乗ってるときだけやる!」と決めました。

せっせと漕ぎながら、

モルドールで戦ったり(強いオークを操って味方にするのが楽しい)、

巨大鮫として人を食べたりしていました。(デカいワニから悲鳴をあげながら逃げるのが楽しい、そして海の中はめちゃくちゃ怖い)

大好きなマジック:ザ・ギャザリングもやってましたよ。

楽しくて毎日3時間以上漕いだ時期もあったり・・・・・・。

我ながら涙ぐましい努力ですが、これはオペラント条件付けに近い部分があるかなと思います。

オペラント条件付けとは、簡単に言うと

「ご褒美がもらえる行動はもっと頻繁にするようになる」

「罰を受ける行動はしなくなる」というものです。

長い停滞期の間、気力を振り絞って頑張り続けるのは大変ですが、

見返りがあれば苦しさも軽減されますよね。

自分の場合であれば、エアロバイクの大変さより、

ゲームの楽しさと減量への期待が勝っていたから毎日運動できました。

「結果+ご褒美の嬉しさ>停滞期の辛さ」の環境を作る!ということです。

村上春樹さんは新人のころ「小説は金をもらいながらうまくなるもんだ」と

編集者の方に言われたそうです。(愛着を深めるとか、いろいろな意味合いがあるとは思いますが)

もちろん報酬はお金や物に限りません。

たとえば作品制作を行っている方がSNSでいいねやリツイートを励みにするというのも立派なご褒美です。

何かを行うことで嬉しい刺激があれば(あるいは嫌なことが減れば)

自然とやる気は出てくるわけです。

3.ゆっくり難易度を上げていく

また、今回は初めから60kg代を目指したわけではなく、

「さすがに体も心配だから70kg代目指そう」

「70kg代前半いったらもっとスッキリするかな」

「せっかくだから60kg代目指すか!」という、

調子乗りの産物です。

しかし、これも結果的によかったと思います。

段階的に目標を上げていったことで、成功体験を重ねられましたし、

無理のない速度で落とすことができました。

初めから「60kg代目指すぞ!」とがんばっていたら、

途中で諦めていたと思います。

4.まとめ

というわけで、まとめとしては、

1.学習やダイエットには停滞期が必ずある

2.停滞期を超えるには努力や根性だけでは大変なのでご褒美を活用する

3.目標を分割してクリアしていく、クリアしたらお祝いする

というのが大切なのかなあという感じです。

例えば英語学習なら、

・原語で観たい洋画リストを作って勉強しつつ観ていく

・英語必須な高給バイトを始める(語学力に応じて昇給するならさらに〇)

・「この人ともっと英語でコミュニケーションしたい!」と思えるような知り合いを作る

・仕事の情報を英語で得てアドバンテージを得る

・TOEICの点数をアップさせて給料を上げたり優越感に浸ったりする

など、とにかく英語を勉強したことでいろいろトクするような

状況を作っていくといいのではないでしょうか。

今回まとめているうちに、「上達」のメカニズムに興味が湧いてきて、

こんな本を読み始めました。

また、こうやって記事にした以上、リバウンドするとみっともないから運動を続けねばならないという、

別種のオペラント条件付けを発生させることも執筆動機の1つだったり。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

すでにご存じのことばかりだったかもしれませんが、なにかの参考になれば幸いです。

mangara(@mangara08)






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