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100時間を11万円で買った話

こんにちは、毎日投稿の難しさを痛感しています、オハナです。


さて早速ですがタイトルの件、話は6年前の結婚したての頃にさかのぼります。

どういうことか結論からいうと、
家族の時間と夫婦のキャリアを考えた時、家賃高くても港区に住むことを決意したという話です。

この6年で、1DK⇒1LDK⇒2LDKと着実に少しずつ間取り&平米数を増やしていっている私たちですが、結果現在大満足しています!
その発端となった最初の住まい選びについての考え方のシェアができたらと思います


社内婚、社宅が当たり前?

実は私たち夫婦は、日系企業の社内婚でした。
夫がNYC駐在から日本に帰国するタイミングで私がいる部署に異動してきて出会います。

今現在は二人とも転職しましたが、当時勤めていた会社で夫はかなりの異色の存在。

その会社は、いわゆる”日系企業”。
創業100年をこえる上場企業。

年功序列、給与もちょぉ~~~~っとずつ上がっていって終身雇用でないと退職金は全然増えません、という企業でして。

管理職おっちゃんたちはいわゆるTHEサラリーマンの実態は、、、

  • 昔教えてもらったことをしっかりと踏襲。

  • 1月のおこずかいは3万円。

  • 贅沢よりも節約が優先。



そしてそんな会社の社宅の賃料は、なんと3万円!
同じ部署のおっちゃん先輩家族も社宅に住んでお金をためて持ち家を買いました、というパターンがほぼほぼ。
なんなら社宅が安すぎるので、ずっと社宅に住んでいます、という大先輩もいました。

しかも!!

私たちが結婚したタイミングでちょうど社宅の建替え工事が完了し、新築66平米3LDKに3万円で住めることに。

そんな状況だったので、結婚した社員たちは迷わず社宅へ入居申請してました。


私ももちろん、結婚後は社宅に住む一択だなと思い、社宅でも間取りが若干違うとか階数は何階が良いかな~~なんて想像したりしてました。


ところが、

私が結婚した夫は、当時社内で異色の存在。独自の価値観と美徳を持っておりまして。

社宅への申請そろそろ進めようか~という話をすると、そんな夫から待ったがかかりました。

3万円132時間vs14万円30時間プレゼン

夫が主張するには、こうです。

社宅はたしかに新築キレイだ、そして安い。でも遠い!通勤時間は無駄そのものでしかないから、住居は賃貸で会社近くに借りようゼ


・・・?!?!?!


びっくりでした。
私は福利厚生で使える社員の特権、新築66平米3LDKに3万円で住めるんだよ?!と抗議するも、元経理&大阪出身で口が達者な夫の大プレゼンにあいます。


曰く、

社宅は家賃3万円。たしかに安い。
でも通勤は片道1.5時間かかる。2人いるから1日往復6時間を通勤に充てることになるので、1月にすると22日勤務として実に132時間をただ通勤に充てるということになる!

実際の生活を想像してみよう。

18時に就業し、とはいえなんだかんだ会社を出るのが19時になると、家に帰ったらもう20:30。
その後ごはんの準備したりで、21時だとしても、食べ終わってお風呂に入ったらきっともうくたくたで平日は自分の時間なんて作れないよ。
その上子どもが欲しいとなると、保育園問題もあるし、子どもとの時間も全然つくれない。

それなら!

会社近くで通勤時間が短くて済み、かつ、保育園問題も解決できる場所に住みたい!
会社の沿線でSUUMOでパッと見ただけでも、14万円くらい出せば色々家は出てきて、通勤時間は20分。二人で1日80分だから、22日勤務だとしても月30時間弱。

11万円で100時間買えると思えば安いもん。
むしろ、その11万円を取り返すために、自己啓発で勉強の時間に充てたり、家族と仕事以外のプライベートを楽しむ時間に充てていきたい。


どう思う???


と。


なるほど。。。


11万円で100時間ということは、1時間あたりにするとなんと1,000円!!


ふむ。


TIME IS MONEY 

とはこのことか。


結婚してすぐのタイミングで、夫はすでに転職を決意していたし、私も第一子の育休取得後に転職したいと考えていたので、社宅に住む決断したとしても数年後には引越しが控えている。

そんな考えもよぎり、夫の大プレゼンに完全に賛同し、社宅ではなく賃貸を探すことにしました。

33平米1DK、家族3人暮らしの実態

TIME IS MONEYで通勤時間を短くする!ということ、そして子どもが生まれたら保育園もしっかりと入れられる市区町村にしたい(保育園落ちた、日本死ねの時代)、ということを優先順位高く検討し、結果選んだ

港区の賃貸。

私の出身地千葉と比べても、夫の大阪と比べても、この築年数そして平米数と間取りでこの金額?!?!を繰り返しながらも、

築年数43年、古リノベ直後の33平米1DKに決定しました。


6畳の寝室と、5.5畳のDK。
DKゾーンは、冷蔵庫とレンジ台を置いたらダイニングテーブルなんて置くところ・・・ない!

ダイニングテーブルは、60×90㎝(それも60×60を延長できるタイプのやつ)で、なんなら職場のデスクよりも小さい?!というサイズ。

収納を増やすために、家のいたるところに突っ張り棒や壁掛け収納、ダイニングで使用する椅子もベンチ型にしてベンチの中に収納を作っていました。

6畳の部屋にはセミダブルのベッド下収納があるものに途中から変更したり、あの手この手で色々工夫して、少しでも快適に収納を増やせるか?!にこだわっていました。


突っ張り棒や壁面収納について詳しくなったのはこの下積み時代があってこそ。




長女の育休期間はちょうどコロナと重なっており、夫の在宅ワークもありましたが、そんな時は夫がダイニングテーブルで仕事し、私は隣の寝室で娘とあーだこーだ話したり、娘がうるさい時には外に散歩に出たりで乗り切りました。


物件決めの条件は?

結局3年住んだ1DK。
長女が生まれて1歳半になるまで住みました。


物件の条件は、SUUMOで見ながら都度都度夫とすり合わせ、最終的には下記のような条件で候補を絞っていきました。

物件の絶対条件としては、
①最寄り駅から徒歩7分以内であること(通勤時間短縮)
②バストイレ洗面は独立していること(私が絶対別が良かった)
③和室ではなくすべて洋室であること(賃貸和室はダニが気になる)
④オートロックであること(ここは夫が安全面から譲らなった)

Nice to have条件としては、
①リノベしてあり内装がキレイであること(築年数が古いのはしょうがない)
②ガスコンロ3口(家賃高い分自炊する気満々だった)
③間取り1LDK
④帰りたくなる見た目(外装)

最終的には2つ候補が残りましたが、ちょっと広めで通勤遠くなるのであれば、そもそも社宅選択肢をやめた理由からしてちょっと狭くても通勤短縮を最優先しよう!とむしろ私が後押しして決めました。


To Be Continued…


とはいえ狭い33平米。娘が1歳半になった時、限界に達し引っ越すことに。

そのタイミングでは、夫婦二人とも転職でファイナンスアップすることが確定していたので、その後押しもあり保育園の転園なしという近場で探し、徒歩5分ほどの場所に1LDKの築年数浅めな物件を見つけ、決めました。


住居選択によって人生が変わることを痛感していた私たちだったので、多少家賃高いなと思っても、優先順位のキャリアアップ&家族時間を大切にできることを意思決定に高くおき、住まいを決めてきています。


キャリアアップというのは、逆に先に賃料高いところに住んで(生活費あげてから)恐怖にかられて収入UPの道を探してキャリアアップ!の方が近いかもしれません。笑

今現在は、またまた徒歩5分圏内で引っ越した2LDKに住んでいます。
63平米ほどあるので、6年前と比べるとほぼ倍の広さになり、空間だけではなく心にも余裕が生まれました。



TIME IS MONEYは本当。
欲を出すのは良いこと。
贅沢は味方。

思考をゆたかに、こころのゆたかさを大切にしていくために、欲ってとっても大切だと改めて思う金曜の夕方です。


1週間お疲れ様でしたーっ!

週末晴れますように~

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