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物食日記

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美味しいもの、美しいものが好き。 散歩とスナップに夢中。
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2023年10月の記事一覧

週末の午後、鎌倉へ

週末の午後、鎌倉へ

人混みが苦手な自分には、週末の鎌倉中心部に足を運ぶのはかなり大冒険ともいえる行為。たまたま由比が浜近くの回転寿司店で外出中の妻と晩御飯を食べようという流れになり、少し早めの16時ごろ鎌倉駅東口に着くよう目指した。17時には小町通りに立つ日帰り観光客相手の多くの店がシャッターを下ろすから、タイミング的には賑わいが落ち着き始める時間帯。行列必至のあの人気カフェももしかしたらと期待したら、ほんの数分待つ

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アフター4:00

アフター4:00

久里浜での造園仕事を仕舞うのは毎日16時。それからバイクで家路につき、葉山に戻るのは40分後くらい。現在の日没時間は16時55分だから帰宅後、洗濯や晩御飯の支度などしていると、瞬く間に外は暗くなってしまう。季節は冬へと移ろっているから仕方ないんだけど、空気が乾き澄み、ドラマティックになってきた夕暮れの空と海の情景を眼にせずに夜を迎えてしまうのがもったいなく思え、帰宅後のルーティンワークを少し遅らせ

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アラン諸島のニット帽

アラン諸島のニット帽

朝晩の冷えこみが増し、ニット帽が必需の時季になった。帽子好きな自分はラムウール、メリノウール、シンチラ、リネンなどさまざまな素材に入手してきたが、いちばんのお気に入りはアイルランド、アラン諸島でつくられるINIS MEAIN(イニシュマン)のニットキャップ。

カシミヤ30%、メリノウール70%を混ぜ、ふんわりと暖かく、被り心地が格別だ。確か20年ほど前、葉山一色の「sunshine+cloud」

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ジャックのビーチへ

ジャックのビーチへ

秋になると憩いに行きたくなる南房総の海辺。湘南と違って海水浴シーズンを終えると、たちまち渋滞知らずの、のどかなカントリータウンと化す半島を南下して行く小さな旅に心焦がれるほど惹かれる。

というわけで、横須賀市久里浜から朝いちばんの東京湾フェリーに乗って対岸の千葉県金谷に渡る。

わずか所要40分だけど、旅情は存分に味わえる。船旅はじつにいい。

馴染みのルートだからナビは不要だが、クアッドロック

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ときどきポコパン

ときどきポコパン

パンが朝食に欠かせないマイ食卓では、食パンのストックをきらすことは憂鬱な状況となる。その事態を避けるべく、こまめに補充しているつもりだが、町内の「ポコパン」に用事があって週末に向かえない場合も多々ある。また、行けたとしても人気店で開店直後に完売したり、臨時休業のケースも。

店が開く10時には行列に努めて並ぶよう心がけているけれど、まとめ買いの先客がたまたまいたら順番がまわってきてもお目当てのパン

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xiaomiのスマートバンド

xiaomiのスマートバンド

造園業の現場では凄まじい音を発する機械を使っての除草作業がメインワーク。操作中はポケットに忍ばせているiPhoneへの着信に気づくことはまず不可能。一日三度の休憩時間に確認すればよいかなと呑気にやり過ごしてきたが、急を要する連絡に、このところ続けて対応が遅れて業務に支障が起きてきたので対策を思案し、スマホへの着信を伝える時計を導入した。

以前はAppleWatch第二世代を使っていたこともあるが

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ゆらぎの野外椅子

ゆらぎの野外椅子

眩い太陽の下、過酷な野外労働に勤しむ日常。バイク通勤ゆえ昼休みも地べたに座って弁当を食べて休息している。土や草の上ならシートを敷いて携帯型座椅子に座ったり、寝っころがれるんだけど、花畑のケアが一段落した最近はゴツゴツしたアスファルトの上で過ごさなくてはいけない。暑いし、痛いしとなかなか辛くてくつろげないから対策を楽しく思案してみた。

で、要に応じてやむなく入手したのがアウトドアチェア。折り畳めて

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アトリエでミールス

アトリエでミールス

創作と生活の場を兼ねた空間を訪ねるのがたまらなく好きだ。惹かれるものをセンスよく飾り、机まわりをすっきりと整理整頓している作り手のアトリエでは佳い仕事ぶりを想像し、憧れの気持ちとともに高揚してしまう。

東逗子でオリジナルウェアをデザインし、制作する「ital life」のアトリエはまさにそんな場だ。この週末は秋冬の新作を展示するというのでお邪魔した。

家具やらキャラクターグッズやら空き瓶やらm

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