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家庭に正論はいらない

家庭は子供にとって安心基地であってほしい。

家庭には家庭のルールがあればいい。
一般常識だとか、社会のルールを持ち込まなくていいと思っている。

親が教師だとか、先生と呼ばれる人だとか、社会の中で立派だと言われがちな職業だった場合の悲劇がここにある。

家庭に正論を持ち込んでしまうのだ。


子供が社会的にどうかなと思う間違いをしてしまった場合。


包容力のある家庭では、親が子供を叱ることはあっても
最終的には社会から子供を守ってくれるだろう。
励まし、信じてくれるだろう。

社会性と世間体を大事にしすぎてしまう家庭では、
子供は徹底的に非難される。
親が裁判官となって、徹底的に裁かれる。
親が社会と一緒になって子供を非難してしまうのだ。
そんな子供に安心基地としての家庭はない。


安心基地がもらえなかった子供はどうなるのか。
人を信用することができなくなり
いつも疑心暗鬼で世間を生きていくことになる。
信じたいけど裏切られるのがこわいから、
斜めにかまえて人を馬鹿にしたり。

自分は人に受け入れてもらえる人間だと思っていないので
素直に人の親切を受け入れたりできない。
人が怖い。

そうなってしまった子供は
青年になってからそれを克服していくことになるのだけど
それはそれでなかなか大変な作業になる。

家庭に正論は必要ない。

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