"もしも"の時に備えて。留学中に携帯しておきたい物は保険カードだ。[SLOVARの留学経験値300%アップ術 vol.11]

海外では日本の常識は通用しない。こう思っておいたほうが良いだろう。いつ何時、怪我をするかわからないし、事故に巻き込まれるかも分からない。

日本でもそのようなことは十分あり得るが、大きな違いは海外では言葉が思ったように通じないことと、有事の時の対応のされ方が違うことだろう。筆者が留学を経験したことがあるオーストラリアの例を取って説明していきたい。

1.いきなり専門機関に受診できない。
  1.2   GPの受診料は、$35くらい。無料になる場合もある。
2.後々の手間を省く溜めに、保険カードを持っておこう。
3.日本語で診療できる機関も実はある。

*本記事は「シルバー記事」です。記事等級についてはコチラから。
https://note.mu/slovar/n/nd175096a55aa

1.いきなり専門機関に受診できない。

耳鼻科、皮膚科、眼科など、日本ではいきなり●●科という専門機関に受診ができる。これがあまりにも当たり前になってしまっており、海外でもできると留学当初SLOVARは思っていたが、オーストラリアではそれはできない。

オーストラリアではGP (General Practice)という、いわゆる一般診療所という所に足を運び、そこで必要があれば専門機関に受診できるように紹介状を書いてもらってから、ようやく専門機関に診察してもらえる。

簡単に言うと、専門機関の受診の前に、ワンクッションを置かないといけないのだ。GPには、広く浅く医学を身に着けたお医者さんがおり、その先生の力の範囲内で治せるものならGPで全てが片がつく。そうでない場合、専門機関の受診を勧められる。

1.2   GPの受診料は、$35くらい。無料になる場合もある。

そして気になる受診料だが、大した治療でなければ大体$35くらいで済む。語学留学で渡豪する人は、OSHC (Oversea Students Heath Care)という学生保険に強制加入しなければならない。この保険に加入している人は、なんと受診料が無料になるのだ。


2.後々の手間を省く溜めに、保険カードを持っておこう。

日本では医療機関に受診する時、保険証を持っていくと思う。それに近い感覚で提出するのが、OSHCカードだ。もちろん加入者だけがもつことができる。

このカードを見せるだけで窓口で受診料を無料にしてもらうことができる。財布に入るサイズで、とっさの診療の時に出せるように常に持ち歩いていたほうが良い。SLOVAR自身も、外出中に気分が悪くなりGPに行かないとならないことがあったが、このカードを持っていたおかげで、その場で受診料を無料にしてもらえた。

後で見せれば良いのでは?と思うかも知れないが、その場合受診料が無料になるかは分からない。多分できるのだと思うが、英語で電話をかけたり、遠いGPまでわざわざ足を運んだり、そこで待つ時間があったりと、かなりの手間になるのは見えている。たかだかカード1枚で邪魔にならないので、常に持ち歩いている方が良いだろう。

3.日本語で診療できる機関も実はある。

これまたオーストラリアに限った話になるが、ちゃんと日本語が通じる病院もある。日本人が多い街では、日本人が院長をやっているような病院もあったりする。

一例を挙げておきたい。アメリカやカナダなどの語学留学の有名所では大体日本語が通じる病院があるので、心配しなくとも良いだろう。

余談だが、SLOVARが受診した日本人向けではないGPでは、オーストラリア人のお医者さんが普通に堪能な日本語を話していて驚いた。流石お医者さん、エリートだなと思ったのは今でも覚えている。

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。英語学習に苦しんでいる方、つまらなそうに嫌々語学を学んでいる方が周りに居ましたら、シェアしていただければと思います。楽しく、深く、語学に取り組める人が1人でも増えたら幸いです。