【石は石、世界にとって】『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ)

石はどこにでもあるが、価値のある石もあれば価値のない石もあるという抽象性。あの石を有象無象の石ころの中に返したとしても、世界にとっては振り出しに戻ったに過ぎない。地を滑るように根本的な着地を許すことのない物語はポンジュノ節か?

パラサイト 半地下の家族(기생충)/ポン・ジュノ(奉俊昊)/2019

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