【時間錯誤の汗と涙】『カメラを止めるな!』(上田慎一郎)

ワンカットのカメラの目は私たちの目になるから私たちは撮影現場にいるわけで、はじめから私たちは制作スタッフの一員なのだ。そして映画鑑賞を通して、あの時に汗と涙を流したという記憶を事後的に知る不思議な経験をする。その時間錯誤が催すノスタルジー、それがこの映画になにか特別な熱量が加えている。

カメラを止めるな!/上田慎一郎/2017

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