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ダメな上司にならないための二つのこと Vol.74

先週 毎週書き続けてるこのnoteのお題がそろそろ枯渇してきたから
SNSで募集したらありがたいことに
同窓生から「ダメな上司ってどんな人?」的に
お題をいただいたので書きたいと思います。

ダメな上司とは


ダメな上司って いろんなパターンがあると思うんだけど
ちょっとここに書き出してみるね~

だめ上司

手柄は自分のモノにしてミスは部下のせいにする。 
・いつまでも部下と同じ土俵にいる他責手柄横領タイプ

上役にはヘコヘコで部下にはオラオラと態度を変える。 
・心が0.02mmと薄々な日和見(ひよりみ)2面阿修羅タイプ

部下が業務遂行するうえで必要な情報を説明しない。 
・返事はイエッサーしか認めない遅れてきた軍曹タイプ

軍曹

納得してないのに上役に言えないからって仕事を持って帰ってくる。 
・チーム士気見えない100均なみの安請負いタイプ
 
頑張ってるアピールだけで決断も結果も出せない。 
・やたらピカピカ光るけど、パチ台としてはドハマり台タイプ 

嫌われたくないから、部下と向き合わない。
・言いたいことも言えないこんな世の中 ポイズンタイプ

ポイズン

自分の感情をコントロールできない
・山でもないのに噴火する 精神年齢がそもそも劇画タイプ

     ・・・・etc


これ、一つでも当てはまるだけで厄介なんだけど
合わせ技で来られて日にはもう目も当てられないよね。(苦笑) 


まぁ~ 一言で言うのならダメなリーダー(上司)は
いずれにしても「人として成熟してないんだ」と思うんだよね。

そういう、俺も間違いなく成熟してないわけだよ。 
列挙にないタイプだけど 
セクハラもするし、パワハラもするしね。
大して仕事もしないし、口八丁で詐欺師的なところも多々あるし・・・💦

ダメな俺が偉そうに 
どういうリーダーがダメだって言うのはさすがに気が引けるから
ダメなリーダーを論じるよりも
リーダー(上司)として
最低限のこの二つの仕事だけをすれば 
嫌われようが、疎まれようが良い気がするんだよね。

それを書くね。

最低限の二つの仕事


実は先週のnoteの最後にちらっと書かせてもらったコトなんだけど

①「ゴールを明確にすること」

そのうえで、この決めたゴールに向かうべき組織が
どんな組織であるべきなのかを決めて
 
②「組織の文化を作ること」

なんだよね。


もちろん、リーダーだから責任を取るとか、後輩育成するとか
数字を達成させるとか、、、諸々 
やらないといけないモノゴトは山ほどある。
ただし、いずれも本質的なこの2つのポイントに最もエネルギーを注ぐべきだと思う。


・ゴールを明確にすること

やま

みんなで山に登ろうとして
どの山を登るのかを決められないリーダーでは、
メンバーはどんな準備をしたらいいか分からない訳だよ。  

高尾山に登るのか

富士山に登るのか

エベレストに登るのか

高尾山レベルなら、特に準備をせずとも 
今の着の身着のままで向かうことができるし、仮に革靴を履いていようと登り切れるだろうね。

でもさすがに、富士山に登るってなるとそうはいかない。
ちゃんと日程を確保して、
防寒具やトレッキングシューズなどを揃えてから向かうことになる。

エベレストってなったら、日程、装備を整えるのはもちろんのこと
登りきるためのトレーニングや知識豊富なガイドさんなどを
含めたパーティ(チーム)を組んで望むはずだ。

同じ山に登るでも登山の難易度によって 
それに向けての初動や覚悟、さらに準備が変わってくるからね。

だからリーダーはどの山(ゴール)に登るのか明確にしないと行けないんだ。

明確にしないと、そもそも「山になんか登りたくねーよ」ってやつが
チームに紛れ込むことになる。 
こういう奴が紛れ込むとチームの士気が下がりだすだけじゃなく、
最終的には、富士山どころか、高尾山すらも登れやしない。


・組織文化を作ること

組織文化

山なんか登りたくねーよってやつが紛れ込まないためにも組織の文化を作らないといけないわけだよ。


いわゆる組織の価値観だね。
どういう考え方を大事にして、それに伴う行動をいかに評価するのかってことだ。

結果を出す奴が一番偉いでもいいし、
助け合う奴が一番偉いでもいいし、
後輩を育てられる奴でも、事業プランがかける奴でも
残業が多い奴でもいい。

要するにリーダーがたどり着きたいゴール(登る山)に向かって
最適なチームにするためにこういう考え方であるべきだし、こういう人であるべきだと決めることだ。

それを規定し、教育し、評価することによって、組織文化が醸成され始めるからね。

逆に言うと、どんな考え方を認めなくて、
その認めていない考え方に伴う行動を是正することも
またリーダーの仕事であり、リーダーのメッセージそのものになる。

だから組織文化と合わない人はいくらスキルがあろうが毅然と間引くべきなんだ。
ひどい言い方だけどね。


いくら、登山具の仕入れが上手い奴でもそもそも 
「山に登りたくねーよ」って人をチームに入れちゃうと
得意な仕入れをしてくれる時は良いんだけど、
登山中のしんどい時に間違いなく「最初っから登りたくなかったんだ」なんて言い出すに違いない。 


しんどい時のネガティブ要因はメンバーの踏ん張りを無力化にするどころか
チーム全員を負ける精神へ引っ張ることになる。
こうなると勝てる準備をしてても心の弱いメンバーから
脱落し始め、その結果勝てるものも勝てない。


だから、
山登りたくねーっていう価値観の合わない人を間引くべきなんだ。
間違ってもリーダーがこういう奴を重用していると
そう思っていいんだということを認めたことになる。
するとチームとして何を大事にすべきかメンバーは迷いだすわけだ。


PS

台湾で生まれた俺はニンニクって臭いものなんだという認識を持ってなかった。むしろ、おいしい、良い香りだと思っていた。でも、帰国してしばらく時間が経つとニンニクって臭いニオイを放つものだと思うようになった。

小さい話だけど、文化が与える価値観の影響ってこういうことかもしれないね。