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スキンケア

10代、20代前半はたいして気にとめなかった。しかし、20代後半にもなれば・・・30歳にさしかかろうとすれば女性はスキンケアに力をいれようと思いがちだよね。

ところが残念。
悲しいお知らせをしなければならない。巷でうるさくいわれているほど肌のためにできることはないからだ。「本当に」肌のためにできる、という意味では。

それは皮膚の主な役割から明白。

①保護膜
②体温調節
③センサー(感覚器)

神戸山手クリニックHP

ここで扱うべきは①の保護膜としての役割。

外からの刺激からカラダを守ったり、血液や体液が失われないようにしたり、"肌バリア"として膜をはって外と内をわける重要な働きを担っている。イメージでいえば、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のATフィールドさ。

ATフィールド とは【ピクシブ百科事典】

――めちゃくちゃおおざっぱにいえばだよ?

表皮の一番てっぺんには角質細胞からなる層が肌を乾燥から守っているのと同時に、外部からよろしくない輩(たとえば病原菌、ウイスルなど)の侵入を防ぐバリケードでもある。菌だらけの汚水を体内に入りこませないつくり。

それはイイorワルイを選ばない。
とーぜんながら、得体のしれない美容成分が含まれた液体だって肌自体には浸透しない。浸透できるのは表皮の一番てっぺんの、たかだか0.02ミリ程度しかない死んだ(角質)細胞で構成させる部分だけだ。

だから医師による処方がなくても買える美容系の何かをぬる商品はその表皮の一番てっぺんの死んだ細胞で構成させるたった0.02ミリ程度しかない膜の部分にしかアクセスできない代物。

化粧と同じで一時的に肌をそれっぽくするだけの代物。水分を保持するヒアルロン酸かなんかを配合して水けを肌に渇くまでつかのまキープさせてるだけにすぎない。

実に残念。

実際に肌のために意識すべきは次の5つだ。

①ぬらない(できるだけ)
②こすらない(洗顔、グッズ)
③ぬるま湯洗い
④日浴び(適度)
⑤ワセリン(保湿もメイク落としも)

説明を付け加えると――

日焼け止め、化粧、保湿剤といったマストなもの以外は「ぬらない」(できるだけ)という話だ。特に肌のターンオーバーを乱しかねない何か、あるいは肌バリアを弱らせる界面活性剤入りの何かはぬらないほうがいい。

②よくいわれる洗顔時にこすらないのは当然として、なんか変なマッサージみたいなのあるでしょ。肌って繊細なつくりだからゴシゴシや変な動きを加えると逆効果な結果がまってても不思議じゃないよ?

③キホンぬるま湯で落とすべきヨゴレ(酸化した脂質やら過酸化脂質)は落ちる。わざわざ洗顔剤を使う必要はない。

紫外線の浴び過ぎはよくない。一方で、浴びなすぎもよくない。なぜならビタミンDが不足したり、健康や美容によっていい働きをする一酸化窒素が産生できないから。

特殊な肌でなければ保湿はワセリンだけでOK。できることなら女性のメイク落としもワセリンでやると肌バリアを落としすぎるリスクが減ってなおよい。


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参照

エヴァンゲリオン公式サイト

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