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嫌悪感を払拭することでストレスが軽減‼友との絆を深めてくれたアロマの力‼

はじめに

私は、匂いに敏感な体質を持っています。

アロマを沢山売っているお店や、流行りの雑貨屋さんの前を通ると、気持ちが悪くなってしまうことがあります。

そのため、アロマを生活に取り入れることに対し嫌悪感を抱いていました。

しかし、友人がアロマが好きで、友達付き合いで試しに一度使用してみたら、驚くほど心が穏やかになった経験があります。

今回は、外では嫌悪感を感じていた私が、試しに「アロマ」を使用してみたことで、生活の質が向上していった話を書いていきたいと思います。

立場が逆転した友との再会

私は、柔軟剤であったりシャンプー、煙草などの人工的な臭いを放つもので体調を壊してしまう「化学物質過敏症」という病を抱えています。
自律神経の病気なためストレスは大敵ではあるのですが、いくら自分が気をつけて生活をしていても外を歩いたり、人と過ごしているだけで強い臭いを感じ体調不良に陥ってしまうことがよくあります。

そのため匂いを放つ「アロマ」というものだけで、初めは嫌悪感をどうしても抱いていました。
特に、色々な「アロマ」の匂いが混ざっているお店の前を通るだけでも、匂いが強すぎて体調を崩してしまうことがあったためです。

そんな矢先、以前「鬱」の症状で悩んでいた友人に久しぶりに会うことになりました。

その友人は、鬱治療をしていたときとは、まるで別人のように元気になっていたのです。

友人の元気な様子に驚きながらも、現在の私が「化学物質過敏症」という自律神経の病でストレスが大敵なように、その友人もストレスで「鬱」となった経緯を私は知っていました。

それなので「どうしてこんなにも体調が良くなったのか」について知りたいと思いながら、久々の再開にお互い喜びあいました。

昔は、その友人の体調や心身不良について、私は相談をよく受けていました。
久々の再開という時間の経過により、昔と立場が逆転していることに私は苦笑いを浮かべながらではありましたが、私の体調の悩みを友人は真剣に聞いてくれました。

心の底からその友人の体調が回復したことに安心をした結果、私が日々難儀に思っていた気持ちを解放でき良かったと現在では思っています。

友人は以前、鬱の症状で悩み苦しんでいたときに、私が悩みを真剣に聞いていたことに相当感謝をしていると言ってくれました。

そのため、現在の私の体調不良の力になりたいとも言ってくれました。

私は、友人とし当たり前のことをしただけなのにも関わらず、友人がこんなにも感謝をしてくれていたことにもビックリしました。

そして私は、周囲の臭いで体調を壊すことで、周りから「神経質」と揶揄されつづけることにも、当時は相当なストレスとなっていました。
友人の「困ったときはお互い様」という言葉には、大粒の涙を流しながら「ありがとう」としか言うことができませんでした。

初めてのアロマ


数週間後に友人と再会し「いいものを持ってきたよ」と言われ、見せられたのは数本のアロマオイルのボトルでした。

「匂いで体調を壊す話をしたよね?」と私は、募らせた苛立ちを隠すことができませんでした。

しかし友人は、ニコリと笑いながら「天然ものだから試しに香りを嗅いでみて」の一言。

一本のアロマオイルの蓋をあけた友人は、私にアロマの匂いを嗅がせました。

「あれ?いつもの体調がおかしくなるような臭いじゃない」と私は思いました。

「やっぱりね。色々な匂いが混ざりすぎると私でも臭く感じるけど一本一本なら大丈夫だね」と友人は言いながら再びニコリと私に向かって笑いました。

常日頃から私は、匂いに敏感になり過ぎていることで、他人に揶揄されるように、神経質になりすぎていたのかもしれません。

天然もののアロマの香りを単品で使うということに、すっかり盲点となっていたのです。

友人は持ってきてくれたアロマオイルのボトルの香りについて、一つ一つ説明をし始めました。

「鬱になって寝付けなかった時に、寝室にラベンダーの香りが漂うことで良く眠れるようになった」
ことであったり
「生活リズムが大事だということは分かっていても、朝の怠さが中々抜けずに困った時にグレープフルーツの香りで爽快になった」
ことであったり。

どうやら友人が鬱に悩んでいたときに私は「睡眠」が大切だと話しをしたとのことでした。

私は、すっかり話したことを忘れていたのですが、友人は私に睡眠の話を聞くことで解決策を模索して「アロマ」にいきついたとのことでした。

確かに、化学物質過敏症になってから眠れぬ夜を過ごすことが増えていた私は、睡眠が大切なのに眠れないことがストレスとなり負の連鎖となっていました。

友人は良く眠れるようになってから、色々なことに意欲が湧くようになって元気になっていったとも話しはじめました。

そして私は、体調を崩すような臭さも感じなかったため、ものは試しにラベンダーのアロマを友人が勧めるがまま、睡眠時に使用してみることにしたのです。

友人が鬱のときにお手入れが面倒だからという理由で使用していたというアロマストーンを、ベッドのサイドテーブルに置き、ものは試しにとラベンダーのアロマオイルを数滴たらし、いつも通り横になった私を待ち受けていたのは、久々の安眠という何にもかえることができない大切な時間だったのです。

ラベンダーという品を感じる高貴さであるにも関わらず、相反する懐かしさを感じる香りには、安眠効果があるということをどこかで聞いたことはありました。

百聞は一見に如かずともいうように、実際に試すことで、身を持って睡眠の質が良くなったことで、私の眠れないことでのストレスという負の連鎖を断ち切ってくれました。

友人と同じようにラベンダーのアロマを使うことで、よく眠れるようになった。ということを連絡すると、友人は自分のことのように喜んでくれました。

そして「匂いに敏感っていうことは、身体にあわないものでは確かに体調を壊すかもしれないけれど、身体にあうものは体調をよくするのに効果が高いってことだと思うから、身体にあうものを選んでいけば体調も良くなるよ」と私にかけてくれた一言に、私はまた大粒の涙を流しながら「ありがとう」と発していました。

ただ以前の私と違うところは、友人のおススメのアロマを自分から教えて欲しいとお願いをし始めたことでした。

日々の私のルーティン

朝、目が覚めて部屋の換気をしてから、グレープフルーツの香りを漂わせながら15分間の瞑想を私はします。

そうすることで、その日をスッキリと気分爽快に始められることに気がついたからです。

外出時にあわない臭いで体調不良に陥ったときには、体調を簡単に回復させられるようにミントのアロマオイルを私はいつもポーチにいれ持ち歩いています。

ミントのスーとする香りは、気持ちが悪くなったときのモヤモヤ感を吹き飛ばし、リフレッシュができると私は思うからです。

入浴時には流し場に一滴のヒノキのアロマオイルを垂らします。私は香りにとにかく敏感なので、お風呂のように狭い空間だと自分が良いと思った香りでも酔ってしまう可能性があると友人が言ってくれたからです。

それだけでも、まさに天然温泉に行ったような贅沢な入浴時間を日々堪能できることで、一日の心身の疲れを吹き飛ばすことができるようになりました。

お風呂に入り身体がポカポカ温まり、初めて使用したことで日々の生活に欠かせなくなったラベンダーのアロマの香りを嗅ぎながら、再び15分間の瞑想をおこないます。

身も心もリラックスした私は、今ではベッドに横になり、ものの数分で眠れるようになりました。

まだ、悩んではいる「化学物質過敏症」については改善されてはいないのですが、友人に再開し嫌悪感を抱いていたアロマをすすめられ使ってみることで、私の体質に大敵である「ストレス」を溜めない生活を送れるようになりました。

また、友人も私も体調不良という負の時間を「アロマ」という、有意義な時間を知るキッカケにすることができました。

そして、友人と私の絆も強固にしてくれた「アロマ」は今では共通の趣味となりました。

いつか「化学物質過敏症」が改善しても、私は「アロマ」を使って、ストレスを溜め込まないようにしていきたいと思っています。

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